未來12月号熊除けの鈴 不純物と人工音のない森につつまれて さあ戻るのだ、人に ひかりのようにふってくる朝靄の明神池に熊除けの鈴 〈リーン〉イの母音が柔く響きおりまるで天上の音のごとくに 月の輪と付くけれど熊は熊なれば小梨平に警報の出る 出番ぞと熊除けの鈴とりだして(怖いけど見てみたい気のする) 〈蝶が岳〉蝶の飛ぶかと思いきや槍と穂高がドーンとバーン 鈴の音は消えてしまえど鳴りつづく名曲喫茶「ライオン」のごと 「失敗のできぬ年齢なのだから」と言うわたしの中の鈴は鳴り