昨日から公開が始まった
『彼女がその名を知らない鳥たち』の
舞台挨拶に行ってきました
何とか、チケットが手に入ったので
こちらの舞台挨拶は
どうしてもどうしても行きたかったんですよね。
桃李くんと竹野内さんが出演してる映画。
二人とも見られるんだから
行ってきたのは東京1回目の舞台挨拶。
新宿バルト9で行われました。
挨拶は映画の上映後に行われました。
ネタバレになる部分もあるので
これから、映画を観ようかなって思ってる方はご注意ください。
舞台挨拶は20分弱。
昨日は台風が近づいているということで
天気がいまいちだったこともあり
そんな中、足を運んでくれたお客さんへ
それぞれ、お礼の挨拶。
そして、自分の役柄についての話。
桃李くんは最後の「痛ーーーーいっ!!!」のシーンに
力を入れたそうです。
竹野内さんは今まで、演じたことがない役なので
どんなイメージで演じたらいいか、監督に相談したら
「最低で最高だったらいい」と言って頂けたと。
鳥ということで、阿部さんは自宅のベランダに
最近、白鷺が飛んでくるので、いい事があるかなあと。
蒼井さんの自宅のベランダには
いい事があるかは分からないけど雀が飛んでくると言ってました。
桃李くんと蒼井さんのベッドシーンで
天井から砂が降ってくる場面があるのですが
本当に上から砂をスタッフの方が降らせていたとは驚きでした。
桃李くんも蒼井さんも上から降ってくる砂が気になりながらも
演じていたそうです。
最初は桃李くんの乳首を狙って降らせていたら
桃李くんの乳首に砂が積もって目立ってしまい
普段は何も言わないプロデューサーが
あ~ダメダメとすぐ止めに来たそうです(白石監督談)
とにかく、全身が目になったような状態で
桃李くんと竹野内さんを見てきました。
相変わらず、ステキでした~二人とも
そして、ここからは映画の感想。
ラストがとにかく衝撃的でしたね
そうだったんだ!!って。
原作本、買ってあるけど読まずにいてよかった。
この映画はラストの展開を知らない状態で観る方が
絶対にいいと思う
共感度0%、不快度100%
でもこれは、まぎれもない愛の物語
というのが、この映画のキャッチフレーズなのですが
観終わった後に納得。
どの登場人物にも共感出来なかった。
でも、確かに愛の物語。
蒼井さん演じる十和子は
阿部さん演じる陣治に経済的に依存しながら
自分は何もせずに生活をしているのに
陣治を嫌悪し、罵声を浴びさせる。
阿部さん演じる陣治は
女性からしたら、下品で不潔な冴えないオジサン。
そして、一緒に住んでいるのに
十和子の行動を監視し、まるで、ストーカーのよう。
そして、今回、俳優としては好感度が高いほうなのかなって思ってる
桃李くんと竹野内さんもイヤな役を演じるというので
期待していたのですが。
イヤな奴だった!二人とも!!
桃李くん演じる水島はゲスな男で
竹野内さん演じる黒崎はクズな男。


どちらかと言えば、竹野内さんのクズのほうが最悪。
女性を自分の利益の為に利用するし、暴力男だから。
桃李くん演じる水島も中身ないペラペラな男なんだけど
変な意味、女性側も割り切って付き合っていれば害がないのかと。
奥さんや子供の立場になったら、考えも変わるだろうけどね。
R15+だけあって、エロなシーンも。
『娼年』の舞台で鍛えただけあって
桃李くんのシーンが1番、エロだった。
『娼年』の時に見せた、心のあるエロさと違って
心のないエロさが・・・。
好きな俳優さん二人のすごくイヤな役が見れたことに感動。
だって、ファンから見ても最低、最悪に見えるってことは
演技がよかったってこと。
いい役ばかりじゃなくて、色々な役が見たいと
常日頃、思っているので
今回の共感度ゼロな最悪男の役が見れたこと
ファン的には嬉しい限りでした。


舞台挨拶、行けると思ってなかったので
地元近くのシネマで観ようと思って、購入したムビチケもあり。
衝撃のラストを知ってから
もう1回、逆算する感じで見たら
また、新たな感想を持ちそう。
来週末にでも、観に行こうかな。
原作本も読まなきゃ。