好きな俳優の一人である松坂桃李くんの
舞台出演情報が入ってきたのが今年の5月。
東京公演は8月末~9月初め。
本当なら、東京公演の千秋楽を狙いたかったけど
チケ争奪戦になりそう
土日も競争率が高そうだよなってことで
平日昼公演を狙って、無事にチケをGetし
先週の9/1(木)14:00~開演に行ってきました
上演作品は『娼年』。
原作は石田衣良さんの恋愛小説。
あらすじは・・・
森中領(松坂桃李)は、ごく普通のフリーター。毎日を無気力に送っていた。
ある日、友人の進也(米村亮太朗)が40代半ば綺麗な女性を連れてきた。
御堂静香(高岡早紀)である。「女性なんてつまらない」という領に
静香は“情熱の試験“を受けさせる。
それは静香が経営するボーイズクラブ“クラブパッション”に入るための試験であった。
最初こそ戸惑うが、領は娼夫の仕事にやりがいをみつけていく。
それは、女性ひとりひとりのなかに隠されている原始的な欲望を見つけ、
それを心の陰から実際の世界にひきだし実現していくこと。
領と出会い、彼との時間を過ごすことによって、
彼を買った女性たちは自分を解放していけるのだ。
領と静香は次第に惹れあっていく。
静香に褒められたくてずっとこの仕事を頑張ってきたという領。
その思いを受け止めることを決めた静香であったが…
4月~6月クールのドラマ『ゆとりですがなにか』では
小学校の先生で童貞という役を演じていたのに
今度は舞台で娼夫を演じる。
180度違うなんてもんじゃなくって、
最初に聞いた時は、けっこう驚いた\(゜□゜)/
私は原作を読んでないのですが
(舞台を見てきたし、近いうちに読んでみようかなとは思っていますが)
読んだ人の話では、かなりの性描写で
これを舞台でやるの?桃李くんが演じるの?って思ったそうで・・・。
映画ではよくあるけど
R‐15指定の舞台だなんて、初めて、聞いたし。
東京公演は東京芸術劇場プレイハウスで上演。
芸術劇場は、ちょっと久々。
故:中村紘子さんのピアノを聴きに行って以来かな。
その時はコンサートホールだったけど。
劇場内のポスター
舞台ですが、とにかく、スゴかった!
桃李くん、よくこの仕事を受けたなあ。
その前に所属事務所のトップコートさんが
よく、OK出したなあって。
濡れ場たっぷりの舞台。
言い方が悪いけど、落ち目の俳優さん、女優さんが
話題作りに演じることはあるかもしれないけど
今回は今、売れっ子の『イケメン俳優』と形容されてる
桃李くんが演じた
R-15指定だけど、18指定でもいいんじゃない?って思うくらい。
色々な女性とのSEXを演じきった桃李くんもスゴイけど
女優さん達もお見事でした。
皆さんの熱演でいやらしさとかを感じずに見ることが出来て
桃李くん演じる領が色々な女性と出会うことによって
一人の男性としても、娼夫としても
成長していく姿を表情で感じとることが出来た。
そして、娼夫を演じても清潔さや誠実さを感じてしまうのは
桃李くんの持っている雰囲気なのかな。
この舞台出演、桃李くんにオファーが来たのが分かる気がしました。
舞台奥手中央に長い階段があって
そこから、ベットのあるステージへ桃李くんが降りてくるのですが
その姿が美しかった。
演出なのかな、照明が暗めで、はっきりと表情は見えないんだけど
その立ち姿というか、凛とした雰囲気というか
とにかく、とても美しかった。
舞台を見た桃李くんファンの方には
かなり、共感してもらえるんじゃないかと思うけど。
カーテンコールの時の桃李くんの
演じきった後の笑顔が印象的だったな。
マイクを持っての一言はなかったけれど
観客席、全体を見まわして、”ありがとうございました”って
言ってるのが分かったし。
今回の舞台で間違いなく、
更に俳優としてステップアップするよね。
大変だっただろうけど、すごくいい経験になったはずだし
数年後、桃李くんの俳優人生を振り返った時に
『娼年』は代表する出演作品の1つになると思うから。
今まで、桃李くんのことを単なるイケメン俳優みたいな見方をしてた人も
見方が変わったんじゃないかな。
間に休憩が入りましたが
約3時間の舞台。
ほぼ、出ずっぱりの桃李くん。
お疲れ様でした。
明日から、11日までは大阪、14日&15日は久留米で上演。
劇場が変わると演出も変わってくるだろうし
舞台は回を重ねるごとに熟成されたワインのように円熟味も増すから
大阪、久留米で見られる人が羨ましいな。
見に行った人の感想を楽しみに待ってよ