今年の税収は過去最高らしいのですが、しかし私たちの実質賃金は低下のようです。ますます生活が苦しくなるということです。最近は増税の話ばかりですし、その税金がどのように使われているか、私は、その仕組みをこれから本当に理解しないといけないと思いました。

 

毎日新聞の記者の高橋祐貴さんの『追跡 税金の行方~ブラックボックスを暴く~』や、高橋さん出演のYouTubeでもおっしゃっていましたが、

 

そのひとつとして、コロナで経営不振となった事業者への援助として、無担保、無利子のゼロゼロ融資というものがあります。

 

私は、当時これは、銀行ががんばって、無利子、無担保で貸していると思っていたのですが、そうではないようです。

下の図のように利子は、実は、政府が都道府県を通じて利子を銀行に補給していたとのことです。

 

しかも銀行は、融資が返済不能になっても信用保証協会が、代位弁済してくれるので損はしないということです。いわゆる

肩代わりしてくれるということです。

 

 

銀行は、貸せば貸すだけ儲かるということです。利息が入ってくるということですから。

それは、いわゆる税金ということです。

 

本当に困っている事業者にきちんとお金がいけばまだいいのですが、必ずしもそうではないようです。

 

銀行によっては、投資信託の販売をセットで、ゼロゼロ融資を勧めていたり、無利子で借りれるもんですから

事業者の中には、借りる必要のないお金まで借りて、投資信託をしている人もいるそうです。

 

銀行は、貸せば貸すだけ儲かるということです。

 

また全く必要のない人に、お金が渡っているということです。

 

融資の返済がされず、倒産が増えるともいわれていますが、その事業者の返済が不能になったとしても信用保証協会が

肩代わりしてくれますから、銀行は損をせずに済みます。

 

信用保証協会が払うお金はどこからくるのか?その金は、税金で補填するということがいわれています。

「令和の徳政令」なんて言い方もされています。

 

全く必要のない人にお金が渡ってしまって、その後不良債権になってしまった後始末を私たちの税金が使われるという

なんという残念なお話です。

 

増税がなぜされるのか?どのようにその税金が使われるのか?私たちは、これから理解をしていかないと思いました。