ヤフーニュースに、「新NISAとセットで金利を優遇」には要注意という記事がありました。

 

 銀行などは、現在は低金利時代で収益が上がらないので、投資信託や外貨建て保険など売って手数料を稼ぐビジネスモデルになっているようです。

 

 銀行や証券会社が、自分たちのノルマや収益のことだけ考えて、お客のことを考えず、金融商品のリスクなどをきちんと説明しない。その人にあったものを提供していないなど悪質なものも多いようです。

 

 そのせいで、高齢者を中心にいろんな問題がおこっているようです。

 

では、私達はどのよう点に気を付けてればよいのか?

その注意点をまとめてみました。

 

①お得なキャンペーン

「定期預金3%」などと、現在はよくても利率が0.1%くらいなのに高金利でかかれている場合は要注意のようです。

 

広告では、端っこにわからないような感じで小さな字で購入手数料が0円の投信は対象外と書かれていたり、金利が優遇されるのは3カ月のみと書かれています。

 

つみたてNISAで扱う投資信託の場合には、購入手数料のかからない「ノーロード投信」です。ですから、いくら購入しても高金利にはならないということです。

 

しかも高金利はずっと続くわけではなく、3カ月ですので限られています。投資信託の手数料の方が高くなってしまうかもしれません。

 

 

②高い分配金の大部分は「元本の取り崩し」

 

 高分配金ファンドは、安定的に分配金が得られるとのことで人気があり、年配で投資初心者には勧めやすい金融商品のようです。

 

 しかしほとんどが元本割れして、その元本を取り崩して分配金を支払っているいることが大部分のようです。

年金を補完するためのように思われますが、知らない間に元本が減っているということです。

補完どころか自分のお金を取り崩して、それを分配金としてもらっていると形になっているということです。

 

③外貨建て一時払い保険

 

 アメリカで金利が上昇し円安ドル高になっていますが、各保険会社では外貨建て一時払い保険を運用目的で販売しているケースが増えているようです。

 

 リスクとしては、

 1.為替リスク

  保険料や保険金が外貨で計算支払われます。為替が変動することにより、受け取る保険金や保険料が日本円換算額が変動する可能性があります。

 

 2.解約控除

保険契約を解約した際に払う手数料や費用のことです。長期に支払っている場合は、金額が減少するようですが、すぐに解約したりすると元本をわってしまう可能性もあるようです。

 

以上のように注意点を少しまとめてみましたが、一概にすべての金融機関が悪いのかというものでもないとは思いますが、しかし

実際に高齢者等に被害が出ているのも事実です。

 

特に高齢者は銀行を信じてしまっているところがあるので、親が高齢な場合は気をつけなければなりません。

 

私も高齢な親がいますので、他人ごとではないですし、新NISAが来年始まり、金融機関による顧客獲得合戦が始まるということですので、ますます注意が必要となってきます。