明けましておめでとうございます。さて、昨年は皆さ


んにとってどんな年だったでしょうか。良い年だった


皆さんもさることながら、たとえあまり良い年ではな


かったという皆さんにとっても、今年は昨年よりも良


い年になることを心から願っています。





卒論を書いた年など、一部例外はあるにしても、私は


例年、お正月には帰省しています。ちなみに、「年末


始」と言わずに「お正月」と言ったのは、本当にそ


言葉の通りだからです。つまり、何だかんだで大晦


までは忙しいので、元旦を含め、帰省はいつも年明


なのです。やはり年内のやり残しは年内に片付けた


ですからね。





それに、たとえ年末に帰ろうとしても、世の中には同


じことを考えている人たちがごまんといてあまりに混


雑するため、落ち着くのを待つ意味もあります。実際、


年末に新幹線や特急、あるいは飛行機の予約を取ろう


にも難しいですよね。でもこれが年明けだと、同じこ


とでも取れる可能性があるのです。





っとも学生時代は、たとえ時間がかかっても時期に


っては18きっぷなどの安い手段で帰省していました


が、社会人になると、「時は金なり」で、がんばって


でも指定を取り、多少お金を払ってでも往復の時間の


節約を考えました。何より、結婚すると、相手のこと


考えと、鈍行で帰省というわけにはいきません。





それはともかく、お正月に帰省するメリットが実はも


1つありました。それは、帰省するたびに地元の友


人と飲みに行っていたのですが、年末だとせっかく帰


ってきても都合が合わなかったり、同じく地元を離れ


た友人と会う場合、帰省のタイミングがずれたりする


ことがあるのです。でも、帰ってくるタイミングはず


れても、要はみんな正月に合わせて帰ってくるので、


たとえ12/2930だと会えなくても、1/23なら大


夫という人が多く、会える可能性が上がるのです。


れなら、忘年会なども含め、年末ギリギリまでは帰


せずにやることをやっておいた方がいいということ


なるわけです。





ただ、結婚すると当然ながら帰省先2ヶ所になりま


す。まさか年末と年始とで分けるわけにもいかないの


で、近年は正月は義理の実家、成人の日の3連休で私


の実家に帰省することにしています。

こんにちは。さて昨日は、提出から約1週間後に研究


室で行われた教官との口頭試問の場で、私は教官から


一生忘れないようなお言葉をいただいた話をしました。





今までが今までで、事あるごとに怒られていただけに、


このお言葉のおかげで、初めて報われたような気がし


ました。でも、今までとはあまりに違うので、「今ま


厳しく指導した手前、最後くらいは一応仕上げた学


にはねぎらいの言葉をかけるのでは・・・?」とい


疑問を感じたほどです。





でも、後で聞くと、私とは対照的に、質問も発表もそ


つなくこなしてきた同じゼミ生のうちの1人は、「こ


んなことでは社会では通用しない」といったことまで


言われたと言っていました。それもずいぶんひどいなぁ


と思ったものの、そういう人もいたということは、一


応認められるレベルにまで仕上げたんだな・・・と、


ここでやっと実感したのです。





でもそれくらい、この学生は物腰もやわらかく、教官


もあまり厳しい口調で指導してこなかっただけに、正


直意外でした。しかも、これはあとでわかったことな


のですが、卒業式後の謝恩会の時、別の教授から「卒


論はちゃんと書けたの?」と聞かれ、今回の話をする


と、「あの○○先生(指導教官の名前)に認められて


業できること自体がたいしたもんだ」という趣旨の


とを言われたのです。





・・・とはいえ、実際には、この指導教官に最後まで


認められず、卒業を延期せざるを得ないところまで追


い込まれた先輩がいたという話は聞いたことがありま


せん。でも、他の教授も認めるくらい、厳しい指導を


することで学内では有名だったようです。どうりで厳


しかったわけです。





ちなみに、私の大学の学科で言えば、私の指導教官の


ように、卒論指導が厳しい教授の通常の講座は、意外


と単位が取りやすく、逆に単位が厳しい講座の教授に


限って卒論指導はやさしかったりするのです。どうも


教授によって、身内に甘いか、身内だからこそ厳しい


のかの違いがあるようです。





いずれにしても、これで晴れて卒業です。最後の最後


で良い経験をさせていただきました。





今年の更新はこれで最後です。今年もご愛読ありがと


うございました。来年の初更新は1/4ごろを予定して


います。どうぞよろしくお願いいたします。

こんにちは。さて前回は、卒論を書き上げてから後の


話をしました。最終調整もさることながら、原稿用紙


にプリントアウトをしなくてはなりません。ここで何


が起こるかわからないので、締切日の34日前に仕上


げたのですが、結局それが奏功し、微調整やら何やら


で、提出までに12日余計にかかってしまいました。





そしていよいよ教官との口頭試問です。これをクリア


すれば、正式に教官に「受理」してもらったことにな


り、晴れて卒業できるのです。





さて、提出から約1週間後、教官から指定された日時


に指導教官の研究室に行きました。かれこれ3年間指


導を受けてきたのに、まるで就職活動時の採用面接の


時のような、教官に対してはおそらく初めて抱く緊張


感でした(・・・ってよく考えると失礼な言い方です


よね)。そして、いよいよ口頭試問が始まりました。





ずは自分の研究内容及び結論について簡単に説明す


ことから始まり、その後、その内容を受けての質問


いくつか続きました。そしてそれらが一通り終わり、


一瞬の間があった後で、私は教官から一生忘れないよ


うなお言葉をいただいたのです。





「僕は、この論文については割合満足している。思え


ば君には事あるごとに怒った記憶があるんだが、これ


を読むと、怒ったかいがあったということかな。それ


に、正直書き出しあたりの内容は『なってない』んだ


けど、これも書いているうちに慣れてきたと考えれば


納得できるし・・・」私は、本当に涙が出るほど嬉し


かったのを今でも覚えています。





正直私は、このお言葉の通り、事あるごとに怒られて


いたのです。教官としては、質問をするたびに「なぜ


そういう質問が出るのか・・・」というような表情を


しながら厳しく指導されていました。まさに「何をし


ても怒られる」という感じでした。かといって、質問


もせず、独りよがりの論文を書いていては、結局書き


直しになるでしょうし、締切後であれば最悪正式受理


されないこともあります。ということは、たとえ怒ら


れることを覚悟してでもわからなければ聞くしかない


ので、本当につらかったのです。





このお言葉のおかげで、初めて報われたような気がし


ました。それくらい嬉しかったのです。