ブラックでしょプンプンむかっ


ちょっと前に話題になった、ブラック企業問題。

きちんと星の数ほどある会社を、労働基準監督署が立ち入り調査すればよいのだけれど、そんなのは無理だもんね。


通報や相談などがあってからだからね。

おいらの以前いた会社でも、完全に引っかかっているし....

労働時間やその他いろいろね。



さて、ひどいなぁと感じたのは、某外食チェーンなどもあるけれど、女性の世界の中って、何か独特のものがあるような感じがします。← 男から見てね。目



そんな中、2014年8月5日、「たかの友梨ビューティクリニック」を運営する不二ビューティに対して、労働基準監督署による労基法違反の是正勧告が行われたのでした。


それに対して、高野友梨社長は、労基署への申告を行ったりユニオンに加盟して会社と交渉したりしていた同社の女性を、精神的に圧迫するという行為に出たことが判明したのです。プンプン むかっ

それも大企業の社長自らですよむっ

<たかの友梨>通報者に精神的圧迫 女性社員が保護申告(毎日新聞)


こうした行為は、これまで過酷な労働が話題になってきた、外食チェーンや、ユニクロなどと多くの共通点をもつものです。


「トイレにも行けない」

たかの友梨で起きていた労働基準法違反は数多いがその中でも特徴的なものの一つが、休憩時間です。


労基法上8時間働いたら休憩時間は連続1時間とらせなくてはいけないのだけど、たかの友梨では5分、10分のパック時間が「休憩」とされていたというのですねぇ。えっ


しかもその5分のパックの時間が積み重なれば60分休憩したことになる、と会社は主張しているのです。

なんか変な言い訳で、子供でも理解できないでしょう。!?


お仕事中なのに、お休み時間なの はてなマーク

と言われちゃいますよね。ビックリマーク

休憩を取れないため、立ったままお昼ご飯を食べることが常態化していたり、トイレにも行けずに膀胱炎になった人などもいたというのだから、ひどいよね。ショック!

多分、いや絶対と言えるほど、他になにかあっても、労災にもしていないよね。ガーン



従業員の中には、朝8時に出勤し夜の8時まで連続勤務。

これくらいは他の企業でもあるでしょう。


だけど問題なのは....夜8時半になってようやく「昼食」が取れるという人までいるという。あせる

これでは身体を壊してしまうのは当然だね。 プンプン


休憩時間さえ与えない長時間労働というのは、某牛丼チェーンとそっくりみたいだね。

そこは接客、調理、清掃をすべて一人の労働者が行うという過酷なものだが、第三者委員会の報告書によれば、2012 年度・2013 年度に労働基準監督署から休憩時間の不取得について、23 件の是正勧告を受けているという。


パートやアルバイトのアンケートによれば、回答者の約 68%が「45 分以上の休息をとれることはほとんどないと答えたという。

そしてここでも、10 時間以上休憩時間をとれず、トイレにも行けないという人もいたそうだ。ドクロ

圧迫して従業員を黙らせる

さらに問題だなぁと思うのは、今回労基署の申告やユニオンでの交渉を行ってきた、たかの友梨で働く女性は、高野友梨社長本人から、同じ店舗で働く全従業員の前で二時間半にわたり「労働基準法にぴったりそろったら絶対成り立たない」「つぶれるよ、うち。それで困らない?」「やっぱりあなた七年居た会社潰してもいいの」などと圧迫行為を受けている、ということですね。


女性は精神的なショックを受けて、翌日から勤務できなくなってしまっているという。

社長は労基署への申告を聞きつけると突然仙台店にやってきた。

そして、幹部社員たちと共に女性社員を囲むように座り、二時間半にわたって責め、叱責続けた、というのです。叫び


本人は「恐怖しかなかった」と証言している。しょぼん


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このように、現場の実態を告発する人間や、会社の思う通りに動かない労働者に対して圧迫を加えて黙らせたり、言うことを聞かせようとするという手法は、ユニクロや別の外食企業の実態、それを彷彿させますね。


「いますぐ、ここから飛び降りろ!」(外食企業の元会長の発言)、「ぶち殺そうか、おまえ」(ユニクロの本部の管理部長)などの発言が行われ、職場における圧迫的な体質が推察されるからです。あせる


ユニクロについては、いろいろな人がその内部事情を論評したり、記事にしたりしている。

それに対して、ユニクロは各事柄に対して、億単位の高額訴訟を起こしているのですね。むっ


これらの記事が、ユニクロの労働実態を詳細に述べており、長時間労働やサービス残業などを暴いていたから、高額訴訟で黙らせようとしたのである。

だがこの訴訟では、地裁で逆に記事の事実が認定され、ユニクロ側の請求は認められなかった(ユニクロは高裁でも敗訴したが、最高裁に上告しているところのようです)。

某居酒屋チェーンも同様ですね。プンプン


何故、ユニクロの名前をおいらは出したかというと、障がい者雇用では高い実績があるのです。

ただし、雇用をした、という実績です。

しかし、仕事内容は悲惨なものや暴言の嵐のようなことが多いという。

なので、あえて名前を出したわけです。


労働問題を告発しようとした者に対する圧迫、労働者を従わせるための圧迫。こうした特徴は、世間で「ブラック企業」と呼ばれる企業に共通した特徴ではないだろうか。



ユニオンの今後 転職も支援

今回当事者を支援しているのはエステ・ユニオンというところです。


彼らの主張は残業代などの請求だけではなく、「働き続けられる職場」に会社に変わってもらうことという、大変控えめな要望です。

当人も、せっかく学んだ技術を活かし、いつまでも働き続けたいという。

泣かせるねぇ 目汗


会社が「働き続けられる職場」という当たり前の要望に応えれば、この問題は解決するだろうね。

また、ユニオンではエステ業界に勤める社員の転職支援にも応じるとしている。

無理な職場環境で我慢するのではなく、新しい職場に移ることも支えるということです。


転職にも業界の事情を知るユニオンに相談するのは有効だろうね。

相談窓口は下記の通りです。

エステ・ユニオン

労働相談窓口(全国受付):022-796-3894



それで、大した理由ではないのですが、なぜおいらがたかの友梨の名前を出して、他の記事を参考にして詳しく書いたのかは、今、おいらがいる就労移行センターとたかの友梨の本社はすぐ近くなのです。


春先にリクルートスーツに身を包み、キャリーカートを引いている新入社員の姿をしばらく、何日かは見かけていました。目

新人研修でしょうね。

あの子たちは、今頃どういう選択をしているのかが気になり、記事にしてみました。

頑張れよビックリマーク



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