宮城県石巻市は4日、市内の仮設住宅48戸が県の基準を超えて傾き、住民に頭痛やめまいなどの健康被害が生じる恐れがあることを明らかにしました。
原因は、もともとが水田を造成した民有地で地盤が弱かったという事が原因のようですね。
仮設住宅を建てた県が修復工事を行うが、住民は一時的な移転が必要となります。
市が4日の市議会臨時会で報告しました。
昨年11月中旬、大森第3仮設住宅の男性住民から家の傾きや不眠を訴える電話があったのです。
市が調査した結果、仮設中央部の水路跡に沿って、0・53~1・05度の傾きが確認されました。
仮設の修復工事は、約2か月かかる見通しです。
ただし、移転にかかる費用は市が負担するが、現状で不便を感じない住民が移転に応じなければ、工事が遅れる可能性もあるのですよ。
この仮設で暮らす女性(65)は、2011年12月に入居した当初から若干の傾きを感じつつ生活していたという。
「傾いているせいか、屋根の雨どいから雨水が逆流する音がして、寝ていて目が覚めるときもある。荷物が多く、引っ越しは大変なので住みながら直す方法を考えてほしい」と訴えています。
どうしても、まずは住居、という考えがあり、手抜きではないだろうが、地盤調査が足りなかったのかもしれないね。