おいらもたまに書いている、また多少なりとも雑誌などでも噂が書かれている、折角6月に世界文化遺産に指定された富士山は噴火する心配がないのでしょうか?



300年以上、沈黙を続けている富士山。

一時は死火山という位置づけもされましたが、休火山ですね。


徳川幕府5代将軍綱吉の時代の1707年(宝永4年)の大噴火以降、富士山は300年以上も静かな状態が続いています。

しかし、いつ噴火してもおかしくないというのが火山の専門家の見方のようですね。



近年の地質調査などの成果によると、富士山の噴火は3200年の間に約100回あったとされていますから、平均すると32年に1回のペースで噴火してきたことになります。

 

そこで300年も大丈夫なら、もう噴火しないのではないかという気がしてきますが、2008年5月2日に大噴火したチリのチャイテン火山のように、直近の噴火が約9400年前だったというケースもあります。




5代将軍の綱吉の時代から300年以上も続く富士山の沈黙は

"かりそめの眠り"に過ぎないというのが専門家の見方なのです。



それどころか、32年平均で噴火してきた火山が300年間も静かなだけに、その分エネルギーが蓄積して次は大噴火の恐れもあると考えている学者は多いようですね


ちなみに、江戸は言うに及ばず、約150キロメートルも離れた九十九里まで降灰が及んだ宝永の大噴火の前の噴火は、戦国時代初頭の1511年。

200年近い沈黙の後に起きたのでした。



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さらに、巨大地震の後には、震源近くの火山が噴火しやすくなるのだそうです。


東日本大震災が起きる前までの約50年の間に、地球上ではマグニチュード(M)9を超える巨大地震が5回あったのですが、1960年のチリ地震(M9.5)、2004年のスマトラ地震(M9.1)をはじめ5回の巨大地震はいずれも、数年以内に近くの火山の噴火を誘発しています。


こわいですねぇ...



東日本大震災を引き起こした地震もM9.0という巨大なものでした。

日本列島の地下にかかる歪(ひず)みの力は大きく変化し、この変化が地底のマグマに及ぼした影響は少なくないはずです。


約300年前の宝永の大噴火も、南海トラフの巨大地震が日本列島を襲った49日後に起きたのでした。



それとは別に、富士火山帯と呼ばれる大島などの近海などで発生する地震の多くも関係があるという話もあります。


都市伝説的であれば、河口湖の水位の急低下もかかわりがあるとか、無いとか...




富士山のように噴火が起こると社会的な影響が大きかったり、この100年間に何らかの噴火活動や地震活動を引き起こしたりしている47の火山については、高精度の地震計やGPS装置などで24時間、マグマの様子などを監視する体制が敷かれています。


ただ、やっかいなことに、富士山についいては、マグマが地下約30キロメートルという深い位置にたまっているため、その動きを常時観測することが難しいうえ、マグマの粘り気が少ないため地底から噴き出す際に地底から上ってくる速度が速く、噴火の前兆をとらえることが出来るのは噴火の数十分から数時間前になりそうなのです。


よって、いかにスムーズに避難するか、情報伝達を素早く行うかが問われます。

火山灰も風向き、溶岩もどこで噴火があるかによって、避難の行き先も変わります。

近隣の自治体ではハザードマップの作成と見直しを何回も行っているので、参考にしてください。



全世界の7%にあたる110もの活火山が分布

 

噴火の可能性につながる兆候は今のところ富士山では見られていませんが、東日本大震災を引き起こした巨大地震の影響が心配される活火山は富士山だけではありません。



世界の陸地面積の0.25%に過ぎない日本列島とその周辺には、な、な、なんとぉ..... 全世界の7%にあたる110もの活火山が分布しています。



ともすれば地震対策の陰に隠れてしまいがちな噴火対策ですが、地域と行政が手を携えて早急に進める必要があるのですね。


富士山が噴火すれば、東京も多大な被害が及ぶと推測されています。


チーム世田谷のやっちゃん 好き勝手なテキトー・気ままな、ダラックマ・ブログ


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