さあ、今日、明日と日本列島は、通称爆弾低気圧と呼ばれる低気圧に変化しそうな予想がでていますね。


今週の半ばの強風と大雨の際は、朝方は呼ばれませんでしたが、夕方のニュースでは爆弾低気圧だった、と話していましたね。


この言葉は去年、良く呼ばれたもので、流行語大賞にもノミネートされています。

ただ、あまり良い表現言葉ではないのは、週半ばの記事でも書きましたが再度書きますね。



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最近このよく耳にすることがある「爆弾低気圧」とは、簡単に説明すると...



一般に低気圧と呼ばれるものは、熱帯低気圧と温帯低気圧に大別されます。


「爆弾低気圧」とは、急激に発達する温帯低気圧の方のことで、正確には、低気圧の中心気圧が、24時間の間に、24気圧[hPa]以上低下する温帯低気圧のことです。
 

このような、1日に20hPa以上もの気圧低下が見られる低気圧は、思いがけない天候の悪化、強風や大雨、高潮などをもたらすため、防災のために注意と対策を講じる必要があります。





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深刻な気象・海象災害をもたらすという点において、熱帯起源の台風と中緯度起源の爆弾低気圧は双璧をなす悪天候のことですね。


台風は主に夏季から秋季、爆弾低気圧は主に冬季から春季にかけて日本に大規模災害をもたらすことがあります。



被害地域は共通点も多いですが、爆弾低気圧は日本海沿岸や北海道・東北の太平洋沿岸の高波被害や局地的大雪の発生要因として非常に重要な擾乱です。

また、海難事故(船舶の座礁や転覆など)の原因ともなります。



なので、季節柄、大雪にも注意が必要ですし、視界不良での事故も多くありましたね。

雪が地吹雪となってしまいます。




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爆弾低気圧は、30年以上前にアメリカの気象学者が使った「bomb cyclone」の和訳というのが定説ですが、日本で誰がいつ言い出したのかは、はっきり分からないみたいですね。



 

気象庁のサイトによると、「中心気圧が24時間で24ヘクト・パスカル以上低下する温帯低気圧(気圧の数値は緯度によって変動する)」が爆弾低気圧と呼びます、というかあたります。


ただし同庁では「急速に発達する低気圧」などと言い換えることにしています



テレビでは普通に使っていますが、気象庁としては使ってはいけない用語となっているのです。



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http://ameblo.jp/yasu-c1963/entry-11474045739.html

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ちなみに、台風、ハリケーン、サイクロンと呼ばれるものは、熱帯低気圧のことで、読んで字のごとく熱帯域で発生・発達する低気圧で、強く発達したものを地域によって呼んでいます。