以前においらの記事で、自転車の法改正による乗り方や通行方法について書いたことがありました。
それでも、自転車の過失割合が多い事故は減っていないようです。
車はご存知のように、強制で入る保険もありますが、自転車にはないのです。
でもかなりのスピードで人にぶつかった場合、かなりの大怪我や、先日は死亡事故も起きています。
そのように自転車でも事故を起こすと、自分だけでなく、他人をけがさせ、賠償責任を負うケースも増えている。
その備えとして、自転車保険も要チェックしましょう。
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多額の賠償金
自転車に乗った男性が、横断歩道を歩行中の女性に衝突。女性は3日後に死亡し、賠償額は6779万円に――。
10年前の、この東京地裁判決を始め、日本損害保険協会のホームページは、自転車事故で多額の賠償金支払いを命じられた事例を、複数紹介しています。
ファイナンシャルプランナーの担当者は「免許のいらない自転車だが、道路交通法上は軽車両という車両の一種。いいかげんな運転をすると大変な目に遭いかねない」と警告しています。
この春から自転車通勤、通学を始める人も多いだろうね。
自転車保険の加入者はまだまだ少ないが、乗る頻度が高い人は、万一のために検討したいものです。
というおいらも、相手側に対する保険は入ってないのですねぇ....
自分のほうの入院、怪我の保険は入っていますがね。
検討しないと!
二つの補償
主な自転車保険の補償内容は、大きく二つに分けられます。
おいらも入っている、自分がけがをした場合と、他人にけがをさせたり物を壊したりした場合です。
前者には死亡・後遺障害補償や入院補償が、後者には賠償責任補償が、それぞれ対応します。
補償の中身は各社各様です。
au損害保険では、入院補償がないなど補償内容を絞った分、保険料を月額100円(年払いで1070円)に抑えた。
一方、三井住友海上火災保険では、賠償責任を1億円まで補償。
さらに、事故相手との示談交渉サービスが標準でついている。
ネットやコンビニで
加入しやすさも特徴ですよ。
au損保やジャパン少額短期保険はインターネット経由で申し込めます。
三井住友海上では、セブン―イレブンの店頭から申し込むのですね。
自転車店で、点検・整備の際、保険に加入する手もある。
日本交通管理技術協会が認定する自転車安全整備士の点検を受けると、TSマークというシールを自転車に貼ってもらえます。
このシールが、1年間有効のTSマーク付帯保険の証明になります。
点検料金は店舗により異なるが、1000円程度からと手頃ですねぇ。
整備士のいる自転車安全整備店は全国に約1万5000店あり、同協会ホームページ(http://www.tmt.or.jp/ )で確認できますよ。
おいらの行きつけの、あの有名な、
木梨サイクル も会員店舗ですよ!
補償のダブりに注意
ただ、自動車保険や火災保険に加入し、他人への賠償に備える個人賠償責任保険を特約としてつけている場合は、自転車事故もカバーされるケースもあるという。
補償が重複するので、自転車保険に加入する必要性は低くなります。
保険の対象者にも注意したいところです。
TSマーク付帯保険は、マークを貼っている自転車であれば家族はもちろん、他人に貸して事故を起こした場合も、補償されます。
子供を専用シートに乗せた場合でも全員が補償対象となります。
一方、その他の保険は、対象者を契約の際に限定し、原則、運転者1人が補償対象。
家族で1台の自転車を乗り回すような場合は、個々に加入したり、家族全員が補償されるプランを選んだりする必要があるのですね。
車の運転者限定で安くなるものと同じ感覚です。
(2013年3月27日 読売新聞)
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やはり保険に入っていない場合は、自腹で払うのには、かなりの金額が必要となります。
最近は地震も多く、地震保険のお勧めが多くなっていると言いますが、より身近なところにも、大きな出費になる陰が潜んでいるのですね。