もうすぐ、東日本大震災から2年ですね。




この件については、いろいろな話題といいますか、記事がたくさん新聞でも書かれているのですが、少し違った視点からの記事が在りましたので、そのままお伝えします。




こういうところにも影響があるんだなぁ...と感じますね。




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飛鳥時代に大陸から伝わり、1400年の歴史を刻んできた瓦が危機に直面している。






瓦といえば、代表的な屋根葺(ふ)き材料の一つで、粘土瓦とセメント瓦に大別されるが、ほかに特殊な材料によるものもあります。




近年、新しい屋根葺き材料としてシングル(ストレートアスファルトをアスファルトルーフィング用原紙
に浸透させ、表面に着色した砂を付着させ一定の形にしたものがありますね。




ほかに芯(しん)材にアスファルト
系材を用いず、ガラス繊維
と合成樹脂、鉱物粉末混合材からつくられる不燃性のシングルもある)や石綿(せきめん)スレート(セメントと石綿を混練し、波形や瓦形、あるいはシングルのように平形に圧縮成形
したもの)、ガラス瓦(採光
を目的とし、ガラス
を瓦状に鋳造
成形したもの)、金属瓦(表面に着色防錆(ぼうせい)処理を施した金属板を瓦形にしたもの)など、新素材を使用した製品が製造されています。






粘土瓦は、これらの新素材によってつくられた製品に比べ、重量が大きく耐震性に劣り、衝撃や凍害
によって破損しやすいなどの欠点があり、一時需要が減少していたが、外観や耐水・耐火性、断熱性、耐久性など優れた点が見直され始め、また高強度化と、軽量化などの研究も盛んに行われるようになり、最近ではその使用も増大していたのです。




そして現在、瓦として多く用いられているものは粘土瓦とセメント瓦です。






しかし、割安なスレートなどの普及で生産量が最盛期の4分の1に落ち込んでおり、「このままでは国宝の寺や城の瓦を作る技術まで損なわれる」と心配する声が上がっているようです。




経済産業省の工業統計によると、生産量は1973年に21億枚を超えていた。やがて安価なスレートが主流となり、2004年に10億枚を下回り、10年に5億枚を割り込んだという。


 




業者数も減少の一途。


全国陶器瓦工業組合連合会によると、79年に2688事業所があったが、10年には15分の1の175事業所にまで激減した。






これは、阪神大震災の際、「重い瓦屋根の建物は倒れやすい」との風評があった影響とされる




これに対し、業界は「倒壊は瓦が重いからではなく、建物自体の老朽化などが原因だった」としていて、意見に対抗をしているようです。






 「三州(さんしゅう)瓦」(愛知県)、「淡路瓦」(兵庫県)とともに3大産地で知られる「石州(せきしゅう)瓦」の島根県は、業界への支援を強化しました。




09年度から石州瓦を用いた100万円以上の屋根工事に10万円を上限に助成しています。




それでも出荷増には至っていないという。




やはり東日本震災での影響が表に出ていない、このような業界にも影響をじわりと影響を与えているようですね





チーム世田谷のやっちゃん 好き勝手なテキトー・気ままな、ダラックマ・ブログ





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読売新聞より




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