殴り合いは続いている。FUCK!
解説者はプライドだの、DICK!
意地だのわめいている。CUNT!
三分間、独りにさせろよ。
三分間、気儘にさせろよ。
僕はぼんやりと女を思う。
僕は叩き綴る言葉を探る。

瞼を切りながら殴る。
お前はもう壊れてる。
不思議にも思ってる。
ガードを掻い潜って、
ガードの上から叩く。
蝿よりも脆い戦士共。

悪い標本が真紅の陳列棚に並ぶ。昨日の夜、電話に出なかったのは、緩やかな歳月に蓋をしたかったから。ロングトランクスの回り続ける裾。破壊に次ぐ破壊。僕が寝ている間に死んでしまうなら、神よ、ああ神よ。私の魂を御身の許へと導き給え。涙を飲みながら、僕は差別と言うことについて考える。友愛の街と、独立の街について。願わくば、崇拝に値する祖国であってほしいものだ。そして屠殺者になろうともがく者共。手に入ったか。指から溢れたか。眼は灼かれたか。

ファイナルラウンド!
奴等はまだ立っている。
悲鳴に染まった喚声が続く。
明日なき声援、明日なき拳。
歯科医にこじ開けられた奥歯。
気力の問題ではない。
どちらが優秀な種族であるかの、
果てどないラットレースだ。
ゴング!