あっちで書くと本人に読まれて恥ずかしいのでこっちにひとりごとー
ああ、そういえば久々でしたねー更新。
今日、中学時代の部活の先輩と実に20年ぶりに再会しました。
某SNSでみつけてくれて、「きゃー久しぶりじゃん!」って話した2日後。
よくよく話してみたら、案外近くに住んでたことが判明して即会い。
思い立ったがなんちゃらってやつね。
20年ぶりの再会とは思えないほど、普通に話し込んだ数時間。
実に考えさせられる数時間でした。
今や3児の母である彼女。
しかも全部男児。
そりゃー賑やかなことじゃろうーと話してたんですが
年長さんの二男が自閉症。
今年3歳になる三男は口唇口蓋裂。
(ちなみに長男は小学1年)
だっていう。
三男が生まれて、顔をみた瞬間「これはっ!」って思った、とか。
生後3日目にはプレートを入れて矯正したんだけどなかなかミルクも母乳も飲めなくてねー、とか。
5か月まではそのプレートを吐きだしたりなくしたりしないように都度チェックしててねー、とか。
7か月で手術をしたんだけど、それが10時間以上だったのよ~、とか。
離乳食が8か月まではじめられなくてさー、とか。
手術から1年経っても、鼻から食べたものが出ちゃったりね~~、とか。
鼓膜に穴を開ける手術したあとのチューブがあると水遊びできないのよ~、とか。
あああ、淡々と笑顔で話せるのは何故。
そして続く。
そんな三男にかかりっきりになっていたある日、
幼稚園の保護者参観で二男くんの様子に違和感を覚え、
旦那様にも内緒で一人で病院へ検査に行ったという話。
「自閉症は治りません」
という一言で、そのあとの先生の話は一切聞こえなかったのよね、とか。
親に出来ることなんて、自分でできることが1つでも増えるようにすること
その環境を出来るだけ整えてあげることくらいでしょー、とか。
あんた・・・・あんた・・・・(←仮にも先輩)
すごいね、すごいね、えらいよ。
私もこれまでにボランティアやら仕事を通して
たくさんの子供も、たくさんのその親御さんとも接してきた。
ダウン症の子のお母さんが言ってた。
『自分が死ぬときはこの子も連れてくつもり』
なんて親のエゴなんだとそのときは思った。
けど、自分が親になって、その気持ちがエゴだとは思わなくなった。
多動症の子のお母さんの相談担当に当たった時に言われた。
『子どもを産んだことのない人に相談に乗ってほしくない』
こっちは仕事なんだし、経験はなくともそれなりに学んだつもりだったから
正直「そんな理不尽なっ相談所に来てそれはないっ」ってぷんぷんしそうになった。
けど、自分が親になって、確かにあのときの私は何も分かってなかったと思う。
ましてや、相手は多動症の子のお母さん。
親になった今だって、そのお母さんの気持ちは分かることができない。
身近な知り合いに障がいを持った子がいないわけじゃない。
仲がいいからこそ聞ける、本音の親心を聞いたこともある。
けど、今日聞いた話は、なんだか今までとはちょっと違って・・・
んーなんていうんでしょうか。
自分と年齢も近くて、子どもの年齢も(三男とは)同じで、
自分も子育てしてて、でも大した病気するわけでもケガするわけでもなく
きゃーきゃー騒いでいる子に対してぎゃーぎゃー怒って叱って余裕がないことも多くて。
すごく楽しかった中学時代を共にしていた人が
今そんな大変なことになっていて、そしてそれを笑って話せていて。
過ぎたことじゃなくて、現在進行形なのに。
あああ~~~~なんかすごいなぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・
あたし、その状況でこんな風に言えるかなぁーーーー・・・・・
って、すごい色々考えてしまいましたよ。
「だってやらなきゃいけないじゃん」って、そうなんだけどさ。
「うちは、旦那がいっぱい残業すれば(←)なんとか治療も療育もできるんだよ。
未婚のママとかだと大変じゃん。だからうちに生まれてよかったんだよ、あの子たち」
と言えるまで、どれだけの壁を乗り越えたんでしょうね。
ちなみに、↑って思うわーとか、自分の思ったこと全部伝えたんですが、
「だってあたしB型じゃん。だからあんたもそうなっても大丈夫よ」
とか、まさかの血液型で、( ̄口 ̄∥)ってなりました。
お母さんが笑ってると、家が明るいよねー。
私も笑っていられるようにがんばろー(適度に)