月末なので掃除の投稿を。


今回は、物&デジタル

☆見えない 言動やスピリットは改めて書きたい。



売らず捨てる

最近は、そこそこ値になりそうでも、捨てることが増えた。一見もったいないが、エネルギー的に残したくないものは特に。




↑メキシコ 死者の祭。カラフルで楽しいが、破壊衝動が抑えられず粉砕。汗


※レア本を捨てるときは、怖れと解放でなんとも言えない気分になる



↓ここからデジタル↓


くせ者 写真

アウシュビッツ本を読んでたら

収容所に着くと、目の前で家族写真がビリビリに破り捨てられる

凄くショックだった。


かなり拘りが強い写真も手放すことにした。




だいぶストレスなので、大好きなカントリーロード&ハイボールをお伴にして作業。ほんわか


Gフォトも、1000枚以上削除。



グーグルさん

Gmailは数年で頑張った。
マックス時は受信ボックスに未読が 3000 あったことも、、笑い泣き




ドライブも半分使ってますよー  7.5/15G、と連絡がきたので整理。
10年前・共有パワポが多過ぎ、笑


LINE



トークは読んだら消す。やましいことはない。笑

最近は、冒頭部分だけ見て未読で消すこともあり、ヤギサンの気持ちが分かる気がする、、?!おひつじ座



友だちも非表示。グループは無意識に退会してしまう、、
周りから 「なんかあった!?」 の連絡がよくあるが、説明が難しいショボーン

最近は友だちを削除してしまうので、こちらから連絡が取れなくなり困ることも多々。笑

衝動でアカウント消しそうな、、不安


おわりに


物は段ボール1箱に納めるの目標!


とはいえ、物もデジタルも、捨ててるようで、無意識に残すものがある。
そこから、自分の深層やこだわりを見つめていく。


いまはスッキリしているが、また気付かないほこりが溜まっていくのだろう。

日々精進やハイハイ





京都大学 国語2024問二
高村光太郎『永遠の感覚』



内容紹介 


芸術の永遠性、悠久性とは何だろう?

永遠①
時間的:作品の不滅
→問一

しかし、物質の消滅は必須。永遠不滅なんて虚栄だ。。
→問二


永遠②
感覚的:永遠を感じさせる力。(美に内在する)
→問三


永久③
普遍性、人類性
=真に大なる作品

特徴
・はじめは抵抗をうける
・無所属的公共物のようになる
→問四

・人間精神と技術芸能との超人的な境における結合に由来
→問五


  解答例


 問一

われわれ芸術にたづさはるものが此の永遠性を日月のやうに尊崇し、今日あつて明日は無いやうな芸術的生命から脱却したいと思ふのは、あながちただ斗讐の徒たるが故ばかりではなく、

(1)至極当然なことである

※斗讐(とせう)の徒=器量の小さい者


どういうことか


芸術の極地が作品の永遠性であるならば、芸術家が、自分の作品に天地のような悠久性を求めたとしても、別に調子に乗ってるわけではない、ということ。



↓こんな感じ?凝視




問二

(2)ところで其処へニヒルが頭を出す。永遠などといふ事があてになるだらうか。


ここでの「ニヒル」とは、どういうことか


 芸術は、製作時の作者内面の要求を志向すべきにもかかわらず、諸行無常の理を犯し、作品の時間的な不朽を求めるのは虚栄で傲慢だ、ということ。



永遠を象徴する古墳とか未完のサクラダ・ファミリアは視覚的だけど、最近は「魂」「スピリチュアル」=精神に永遠を感じる時代なのかも。


日本だと、万葉集・縄文文化とか。龍


視覚芸術は抽象にならざるを得ない?




問三

(3)芸術における永遠とは感覚であって、時間ではない


どういうことか


芸術における永遠性は、時間的な不滅性や主題の真実味に関わらず、作品の美に内在する、人に永遠を感じさせる性質にある、ということ。



個人的には、タゴールの詩やチベットの砂曼荼羅に永遠カンジル!




ビーナスもいい感じ。





問四

永遠の時間性は又空間性に変貌して高度な普遍性につながる。

(4)真に独自の大きさを持つ芸術作品は直ちに人にうけ入れられない


どういうことか


万人を感動させる普遍的な芸術作品は、はじめは抵抗を受けるが、いつの間にか、空気のように当然のものとして、人々に受け入れられるようになる、ということ。



童謡や子守唄て、作者とかいなくて、初めから存在してたと思っちゃう。


はじめ、どんな抵抗されてたか気になる。笑

『歌詞があるなんて音楽じゃない!それは会話だ!物申す』みたいな?



 問五

芸術上の大を持たない作品は特殊の美として存在するが斯の如き悠久にして普遍の感を持たない。偏倚の美乃至パテチツクの美は斯の如き形而上的の永遠を持たない。

しかも世界に星の真砂の如く、恒河沙数の如くきらめく(5)さういふ明滅の美こそ真に大なるものを生ましめる豊饒の場となるのである


どういうことか


芸術作品における普遍性は、作品に備わる美を求める性質と人為を越えた力との結合により生まれるため、すべての作品に、その可能性が秘められている、ということ。



ムズ。該当箇所が分からん。


途中の

芸術は美を求めて進むものであり、その美の奥にはおのづから永遠を思はせるものが存在する。美は常に或る原型へと人を誘導する性質を持つてゐるからである


と最後段落の


永遠性は、「人間精神と技術芸能との超人的な境における結合から来る」


に注目して、ニュアンスとしては、


〈作品の普遍性は狙って創られるものではない。超自然的な力により、いつの間にかそうなるのだ。〉




  おわりに


文章の読解力ではなく、芸術鑑賞と感想の言語化トレーニングが必要な気がした。


読解問題と感想文がミックスされたような。採点が難しいけど、思考や表現力だけじゃなく感性を測る入試は興味深いクッキー


いつか、感性も機械で測定するようになるのかしら、、








  はじめに


ザックリ内容


ロシア語を勉強してるときに聞いて、意味はよく分からなかったが、妙に惹かれた歌がある。

ーーーーー
『祈り』(吟遊詩人ブラート・オクジャワ)

神よ 人々に 持たざるものを 与えたまえ

賢い者には 頭を 臆病者には 馬を

幸せな者には お金を そして私のことも お忘れなく………

ーーーーーー

それから、たくさん勉強してたら、「私」という存在が薄れ、自分の殻から解放され、生まれ変わる心地がした。
問一
◎自己の更新


進路選択の動機
→問二



外国語を学ぶこと
=母語ではとうにありふれたものになっていたものごとを、もうひとつの言語の世界でひとつひとつ覚えるたびに、見知った世界に新しい名前がついていく。
問三
◎世界認識の更新、既知が未知に


それは『祈り』のようでもある。この歌の解釈は多様だ。
→問四
◎自明の意味を再考、分かるようで分からないオモシロさ
(届きそうで届かない恋愛みたいな?ちゃうか)


この詩には言語への希求のようなものがあるように思えてならない。
この詩を読もうとすると、辞書的な言葉の意味を疑い、再考を迫られる。
「言葉」と「意味」はひとつにはならないーでもだからこそ面白い。
→問五
◎無限の解釈の可能性
=言葉の魅惑的な力
ソシュール言語学

のびお的まとめ

人は言葉により
何度も生まれ変われる

言葉は人により
無限の命を与えられる


  解答例


 問一

(1) 言語というものが思考の根本にあるからこそ得られる、言語学習者の特殊な幸福状態

どのような状態を指すのか

 外国語を学習することで、母語で身に付けた価値観や自己認識から解放され、怖れと好奇心の混じる未知の中で、新しい自分に生まれ変わるような、心身の恍惚状態。


※以下に注目
自分自身という殻から解放されて楽になるような気がして、

「私」という存在がもう一度生まれていく心地
→頭ではなく恍惚

後半がメルヘンチックになってる笑
子宮に浮かび、新しい言葉=へその緒からの栄養を取り入れ、産道から出ようとしてるイメージ

新しい世界とは怖くて愉しいもの宇宙人


 問二 

(2) 加えていうなら、逃げ場がないような崖っぷち、という場所を探してもいた。

読み取れる筆者の心情を説明せよ。

 世間体や常識、リスクなど気にせず、自分が本気で取り組みたい夢を追い求めようとする情熱。


※京大あるあるの受験生へアピール?
猪突猛進、攻めまくれ!


 問三 

新しい言語を学ぶ――その魅惑の行為を前に(3)人は新たに歩きはじめる。

どういうことか。

 外国語を学ぶことは、母語の意味や既存の概念を再考し、新しい視点で世界を認識するようになる、スリリングな行為だということ。


※問一が自己認識、問三は世界認識の更新について

傍線部の続き↓を説明
母語ではとうにありふれたものになっていたもの ごとを、もうひとつの言語の世界でひとつひとつ覚えるたびに、見知った世界に新しい名前がついていく。


 問四 

(4) この歌の解釈は多様で

筆者はこの歌をどのように考えているのか、本文全体を踏まえて説明せよ。

 常識や固定化された価値観を揺さぶるだけでなく、母語として自明とされている言葉の意味の再考を迫り、聞き手の認識を広げてくれる、多層的な解釈が可能な、スルメのように味わい深い歌。


詰め込みすぎ?
二文にした方がスマートかも。





 問五 

そうして緩やかにつながる言葉同士の関連性に目を凝らし、意味の核心に迫ろうとするが
(5)核心は近づいたかと思えばまた遠ざかる

のように筆者が言うのはなぜか、『祈り』の歌詞に触れつつ説明せよ。

 「賢さ」や「幸せ」の意味は文化や人によって多様な解釈ができるように、外国語を学ぶことで既知の言葉が新しい意味を持つが、それは学習により絶えず更新され続けるものだと考えられるから。



☆キーワード
言葉には多様な解釈の可能性がある
認識を更新し続ける=学び

言いたいのは、
外国語で新しい認識を得たら、既知の言葉への見方も変わって、また新しい意味が付与される。この繰り返し。。
→シニフィアンとシニフィエの関係

やっぱり説明ムズい!笑い泣き


これ、学問の姿勢に通ずるような。
研究は疑問が解決したと思ったら、解から新しい疑問が生まれる。

この繰り返しを楽しめるのが、真の学習者なのか!
解を出して満足する学びから卒業しよう、ということかしら。

「学びには答えがある」って考え自体が古いのかもしれない。。不安


  おわりに

これ東大(問四)と申し合わせしてる?笑  テーマ、設問が似てるぞ ↓


問五の感覚は、読書や性格にも繋がりそうなテーマでおもしろかった にっこり

☆同じ本でも人生ステージで異なる発見がある。
→筆者の主張や文章は同じでも読み手への「意味」は可変

★性格は、気分や関わる相手によって変わる
→環境との相互作用により可変
不変と思ってるのは自己認識の問題