本当に面白い本だったのですが、ほとんど売れていないということです。
確かに値段が高いのですが、値段以上の学びが確実にある一冊です。
皆様、ぜひ、書評を読んでいただければと存じます。
ちなみに小谷敏は私の叔父になります。
ウィキペディアにもなっていました。
小谷 敏（こたに さとし、1956年[1] - ）は、日本の社会学者。大妻女子大学人間関係学部教授及び同大学大学院人間関係学研究科教授。
鳥取県鳥取市生まれ。鳥取県立鳥取西高等学校を経て、1979年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1981年中央大学大学院文学研究科社会学専攻博士前期課程修了、1985年同博士後期課程単位取得満期退学[1]。鹿児島経済大学（現・鹿児島国際大学）社会学部教授[1]、大妻女子大学人間関係学部助教授及び同大学大学院人間関係学研究科助教授を歴任し、2004年4月より同大学教授となる。日本社会学会、西日本社会学会、日本社会学史学会、日本マス・コミュニケーション学会に所属。
近代的自我と丸山眞男の研究を通して、「世間」や「空気」に動かされる日本社会の問題点を考察し、日本型バッシングに関して積極的な問題提起を行っている。
著書
『若者たちの変貌 - 世代をめぐる社会学的物語』（世界思想社、1998年）ISBN 978-4790707080
『子どもたちは変わったか』（世界思想社、2008年）ISBN 978-4790713142
『ジェラシーが支配する国 -- 日本型バッシングの研究』（高文研、2013年）ISBN 978-4874985120
＜小谷敏facebookより＞
書評子が自分の本の批評をする。明らかにこれは掟破りです。しかし背に腹は代えられない。この５月、６年ぶりの新著を高文研から上梓しました。前著『怠ける権利！』は、朝日新聞、東京新聞、日刊ゲンダイ等々、各種メディアで大きく取り上げられました。だが残念ながらほとんど売れなかった。新著は刊行されて２か月がたちましたが、まったくメディアで取り上げられていません。心血を注いだ自著が、裁断の憂き目にあうことはまことに忍び難い。そこであえて本欄で自著について語り、新著の販促の一助としたいと考えた次第です。政治家は数千万円の裏金を作っても処罰されない。たかが喫煙と飲酒で若い女性がオリンピックの出場を断念しなければならなかった。政権に連なる「上級国民」は法の裁きすら免れる。「官邸の守護神」と呼ばれた検察官が賭け麻雀をやっても懲戒処分すら受けなかったのです。こうした構造を創り出したのが、第二次安倍政権でした。安倍は法を捻じ曲げてでも「お友だち」を優遇する姿勢を貫きました。「お友だち」の中には、旧統一教会も含まれていたのです。２年前の安倍を襲った悲劇は、「お友だち政治」の末路を物語るものでした。「訓練された無能力」は本書のキーワードです。昔うまく行った方法が、ずっと通用するとは限りません。ところが人間は過去に有効だった手段に固執する結果、現在の状況に適応することに失敗してしまう。これが「訓練された無能力」です。日本はアメリカにべったり依存することで、米ソ冷戦の時代に奇跡の経済成長を遂げることができました。日本を反共の防波堤と考えるアメリカが、大きな便宜を日本に与えてくれたからです。冷戦が終わった後も日本は対米従属以外の外交方針を持ちません。アメリカは何の便宜も与えてくれないのに、日本はアメリカの言いなり。その結果日本の国力は減衰の一途をたどっています。
日本の政治家が無能なのは、多くが世襲議員で、政治家の資質に欠ける者が要路についているからでしょう。それに比べて欧米では目もくらむような学歴エリートが政治を牽引しています。ところが現在の欧米が羨むべき状況にあるとは思えません。厳しい学歴競争を勝ち抜いてきた欧米のエリートは、「努力をしなかった」非エリートを見下す傾向があります。競争に敗れ惨めな状態に置かれた人々への同情を彼彼女らは欠いている。トランプ旋風、ブレクジット、黄色いベスト運動等々は、傲慢なエリートにへの「大衆の反逆」といえます。
日本は無能な人間に率いられているが故に、欧米は自らを「有能」と信じる無能者たちの傲慢の故に、滅びの道を進んでいます。かつて政治学者の坂野潤は、３．１１以降の日本社会を「崩壊の時代」に突入したと述べています。正鵠を射た指摘です。他方、ウクライナ戦争とガザ地区へのイスラエルの侵攻、さらには醜悪な老人二人が争うアメリカ大統領選挙等々、世界もまた「崩壊の時代」に突入したという印象を禁じえません。世界を覆う異常気象は「崩壊」が引き返し不能なところまで進行していることを示しているようにみえます
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＊月１で、タウンミーティング開催中
少人数でも構いませんので、話を聞きたいという方、ご自宅でも近くの公民館でも、お話を伺いに、また、お話をしに、参ります。市民相談はもちろんお一人からでもお受けしております。８月以降は未定です。いつでもお声がけください。
＊小谷英次郎とパートナーズは、市政レポートのポスティングチームのメンバーを今現在、募集しています。
そして、小谷英次郎は、私とともに、頑張ってくださる、市議会のメンバーも募集しています。3年後を目指して、
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