2014年8月19日初訪問。9月、10月再訪問。
埼玉県川越市に衝撃的な風景が広がる小川があります。
何でも、太平洋戦争中に浅野カーリットという軍需工場があったそうで、陶器で作られた手榴弾や地雷の火薬を詰めていた工場らしいです。
なんと、その手榴弾の空っぽの容器を戦後に工場の裏の川に投棄したそうで、今でも空の容器を確認することができます。
8月に訪問したときは水が張られこの有り様。
9月にはもう水は無くなっていました。
斜面をおりると…
手榴弾の山が築かれています。投棄するときに割ったのか、ほぼ割れています。
よく見ると誰かが発掘した痕跡があります。
発掘の跡を少し掘ると5個くらい完全な姿の手榴弾が出てきました。
四式陶製手榴弾。物資が無くなり、陶器で作るしかなかった、旧日本軍の焦りが見えてきます。
戦争が生んだ悲しみその物が、この手榴弾だと思います。
もう二度と使われることが無いことを祈ました。