株式会社猫無双 取締役ウニ(保護猫)

株式会社猫無双 取締役ウニ(保護猫)

ある日出逢った1匹のノラねこさん。
ねこさんと生活をしたことのない自分にとって、全てが初めて。
ねこさん生活1年生のブログです(*^^*)

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今、ウニは...

元気いっぱいに走っています
目が見えなくなってしまいましたが
今は元気いっぱい走っています

足腰が弱く、走ることもジャンプすることもできませんでしたが
今はいっぱい走って、いっぱいジャンプしています。

虹の橋の向こうで

2018年の夏
ウニは虹の橋を渡りました。

2017年の年末頃から弱っていき
病院で注射をしてもらいながら何とか保ってきましたが
2018年の5月頃から急激に痩せていきました。

最期は毛もボロボロになり
食事も水も自分では摂れず
ワタクシ下僕が、仕事の合間にシリンジで
水や食事を摂らせていました。

最初はシリンジで嬉しそうにペーストのご飯を食べていましたが
いつしかそれもほとんど受け付けなくなりました。

私は泣きながら僅かに飲んでくれる水を与えるしかありませんでした。

その日、トイレに自分で行けなくなってしまったウニはベッドを汚してしまいました。
洗濯をしている間、小さなダンボールにペットシートを敷き
ウニを寝かせました。

しかし寝ているより起きていたいようで
ダンボールに寄りかからせるような体勢にしました。
(自分で座る体力もありませんでした。)

仕事から帰る時、ダンボールに寄りかかりぼんやりしていたウニに声を掛けました
「帰るね。また明日ね」
そう言ってボロボロのウニを撫でました。

どんな時も撫でられると目を細め喜んでいたウニの面影はありません。
反応もなく、どこかをぼんやり眺めているだけでした。

そして次の日、いつもより早い電車で会社に向かいました。
しかし、会社に着いた時
ウニは虹の橋を渡っていました。

1人で旅立たせてしまいました。
ごめんね...ウニ。

その後、会社の人が花を買ってきてくれました。
ウニはたくさんの綺麗な花に囲まれ
旅立ちました。

元ノラ猫の保護猫ですが
最期は飼い猫としてウニを送り出せました。

保護から3年弱
決して長い時間ではありませんでしたが
ウニとの楽しい時間を過ごせました。

最期の介護は、正直大変ではありました。
しかし突然逝ってしまっては私が悲しむと思い
介護という時間を通じて私に覚悟とお別れの時間をウニが与えてくれたんだと思っています。

今現在ウニの小さな骨壷は
会社にあります。
今も我が社の取締役として、見守ってくれています。

そして私の指には指輪があります。
ウニのお骨がほんの少し納められた指輪です。
ウニをイメージして白と黒の石がデザインされています。
これでウニとはずっと、どんな時も一緒です。

あれから半年
このブログを書いていても、涙が止まりません。

ウニを保護した時に
「世界一幸せな飼い猫にするから」と
約束しました。
その約束が果たせたかはわかりません。
それを聞こうにもウニはもういません。

「猫はその家が気に入ると、毛皮を着替えて帰ってくる」
私はこれを信じています。
きっとウニのことだから、うっかりして着替えもせずに帰ってきそうな気がします。

また会える日を信じて
小さな骨壷を撫でています。

ウニ
ありがとう
あなたに出会えて良かった。