私は中学生を対象に家庭教師をしているので、どんな話をすれば興味を引くかはある程度は分かっていますので、生徒も集中して講話を楽しんでくれました。
私はよく、フェノールフタレイン溶液の話をします。
「フェノールフタレイン溶液は何性に反応して何色になるの?」
と生徒1人1人に聞いていきます。
全く分からない子もいれば堂々と正解を言う生徒もいます。
「アルカリ性に反応して赤色になります」
生徒が言うとみんなで拍手して場を盛り上げます!
このフェノールフタレイン溶液は、私の本業である土木で使うんですね-。
粘性土を固い地盤に改良するときにセメントと粘性土を重機で混ぜるんですが、セメントがしっかり混ざっているかを確認するためにフェノールを吹き掛けるんです。
セメントはアルカリ性なので、まんべんなく混ざっていると同じ濃さでフェノールが赤色に染まります。
中学生たちは「今やっている勉強が何の役に立つのか分からない」と思っていますけど、実社会でも教わっている知識は実際に使われているんだよと実例をあげて楽しく伝えています。
数学で教わる座標も土地の境界を出すのに必ず必要ですし、大人になっても使うことを知るだけで生徒は目を輝かせます。
そんな話をしながら私が生徒たちに伝えたいのは「人は誰かを喜ばせるために存在する」ということです。
目標は、「誰かを喜ばせるために」「誰かの役に立つために」設定する事が大切だと伝えています。
そして「一番身近な家庭の中で喜びを分け与える事から始めよう」と伝えています。
後日、生徒たちから頂いたお礼状に感動しました!
これからも、もっと多くの子どもたちに生きる意味を伝えていきます!

