夜郎自大

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タイトル通り

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ももクロ達がLiveをしなければ、おそらく一生プライベートでは訪れることのなかった町、女川町に行ってきました。

石巻線が全線再開という事で、JRを使って行ってみました。

仙石線の全線再開は5月30日という事で、ちょっと遠回りになりました。

行きの仙石線は、満員でした。都内のラッシュ時に比べると、大したことはないのですが、この近辺ではあり得ない事でしょう。私は、小牛田駅で乗り換えて乗っていたのですが、途中の石巻から乗ってきた80歳位のご婦人の振る舞いが最悪でしたが、めでたい日なのでグッとこらえて、なんとか女川駅に到着しました。

女川の駅は、真新しく立派な建物でした。着実に復興して行っている感じです。

この女川復幸祭は、駅前に海ステージ、運動場のある丘の上が山ステージという事で、海ステージのある駅前は私が到着した時は和太鼓が鳴り響いていました。10時位に到着したのですが、駅前は人の数がすごかったです。

前乗りしていた友人達と落ち合う前に、駅前の屋台をちょっと見たのですが屋台とは思えない格安の料金で地の物を売っていました。さすが、復幸だなーと思いました。

そうこうしている内に、山ステージ側にいた友人から、『リハが始まったよ』との連絡があり、山ステージに向かいました。
開場まで、その近辺で談笑しながら過ごしました。

開場が11:30で、スタッフの方から整理番号順に並んでくださいとインフォメーションがあり、並びに行きました。ちょっとバタついていました。
拡声器で誘導していたのですが、声が聞き取り辛い上に他のインフォメーションをボリュームのデカイ備え付けのスピーカーから出していたので、かなり集中しないと何言ってるのかさっぱりわからなかったです。
が、なんとか問題なく入場できました。地元の方々だけで運営しているのだとしたら完璧に近いと思いました。

入場後は会場から出ることが基本出来ないとのインフォがあり、会場内にトイレがないので尿意をもよおした友人は大変そうでした。結局、終演まで持ちましたが。

この日は、暖かく開演までの1時間30分は快適に過ごせました。

この日のセトリは、この町の為のセットリストぽく、このセトリを考えた方の愛を感じました。live中はこの地に集結したモノノフと地元の方々などの熱気がありつつもアットホームな感じでした。カメラが相当数入っていたので、何かで放送することを期待しています。1時間ほどのLiveでしたがさすがももクロでした。来年も復幸祭でももクロが観たいです。

セトリは、夢の浮世、チャイマ0、怪盗、仮想、笑顔、DNA、サラバ、万歳、アンコールでツヨク、走れ、青春賦。
最後の青春賦は、女川町の小・中学生とのコラボでした。

MCで印象深かったのは、夏菜子が小・中学生にお姉さんぽく話しかけていた事と、女川FMの方の中の一人があーりんのコスプレをしていたのですが、その方が初め『させられました~』と言っていたのを、あーりんが、『そのコスプレは、させられたのしたの?』といつも通りの圧で質問し、その方が『しました~』と答えた後に、夏菜子が『ごめんね圧がすごくて』と茶化していた事と、そのコスプレの方を見たれにちゃんに『あーりん、世代交代だねー』と言われたあーりんが即座に、『高城に言われたかないけどな!』ってやり返していたことですね。

極め付けは、アンコールのコール中にれにちゃんが登場して来て、アンコールを煽ったと思ったら、クマムシのあのネタを『特別な女川を私にくーれる、あったかいんだからー』をぶっこんで来た事ですね。高城さん、流石です!

帰りの女川駅は、整列乗車を行っていて拍子抜けするほどスムーズに乗車できました。

心残りは海鮮丼。食べれなかったので、また何もない時にでも行ってみようかな女川町。
『幕が上がる』の制作過程のドキュメント映画『幕が上がる、その前に』を封切日の今日、観てきました。

入りは平日の夕方とあって、まばらでした。昔から不思議に思ってるのですが、映画の上映時間って中途半端な時間が多いですね。こんな時間に上映しても客入んないの当然だと思います。こりゃ、映画館は閑古鳥が鳴くわけだ。

内容としては、主演であるももクロのメンバーを追った内容でした。モノノフの方々にはたまらない内容だと思います。真面目なももクロchanといったところでしょう。エンドロールの映像なんて失神する人もでるかもです。大画面で観れるチャンスはたった2週間です。

また、映画好きな方、演劇好きな方も観て損はないと思います。

演劇部員役のももクロ以外の女優さん達に、もうちょっとスポットを当てて欲しかったなぁ。
高校卒業まで過ごした福島市での舞台挨拶に当選したその日からこの日が楽しみでした。

舞台挨拶の会場となるイオンシネマ福島は、私がこの町を離れた後にできた比較的新しい映画館です。私が良く行っていた映画館は、このシネコンが福島にできた事によって、全て無くなったような印象を受けている場所です。これも時代の流れでしょうがないと思います。ここ何年かの映画館の動員を見ていると、昔ながらの映画館はどっちにしろ無くなっていたのかもしれません。このシネコンが地方での映画文化を守る一翼を担っているのかもしれません。
福島市には、このシネコンの他にフォーラムという映画館もありミニシアター系の作品が好きな私はそちらに行くことの方が多いです。

この福島市の映画館にももいろクローバーZの5人が登壇したのは、映画の上映後です。
映画が終わって、まずマスコミ関係者警備の方が入ってきて、舞台挨拶のセッティングなど行なっていると、犬の鳴き声が聞こえてきました。あーりんの声とれにちゃんの声でしょうか。そしてしおりんの鳥の鳴き声。夏菜子の『恐怖の世界に~』後に『助けて~』の不気味な声が。壇上で注意事項を説明しているアナウンサーの声にかぶせてくる感じで、ただでさえももクロ色の会場のももクロの色を濃くしていきます。

そして、登場。前方の非常口から映画の衣装姿の5人が入ってきました。FTVのアナウンサー鈴木さんの司会で舞台挨拶が始まりました。まずは高橋さおり役の夏菜子がへらへらしながら挨拶。すかさずしおりんが突っ込んでいました。

次にユッコ役のしおりんが挨拶。以前に郡山市で収録が行われた『題名のない音楽会』の時に唄おうとしたけど歌詞諸々を忘れちゃって唄えなかった『会津磐梯山』のリベンジでこの歌を唄いますと唄おうとしたのですが、ちょっと唄い出しで失敗。仕切り直して、もう一回チャレンジ。ちゃんと唄えて『やったー!』とシングルループ。会場のみんなと一緒に歌唱したのですが、ちょっとマイク離しすぎじゃない?と思っていたら、本にも『ちょっとマイク離し気味だったけどw』と一言。お茶目なしおりん。

がるる役のれにちゃんの挨拶では、いきなり福島弁をぶっこんできました。かなり間違っていたのですが、この一気に会場との距離を詰めるれにちゃんはさすがだと思いました。盛り上がっていた会場がさらに盛り上がった感じがしました。昔、相馬に1ヶ月間住んだというか知り合いの家に滞在した経験があるので、福島弁を覚えたい!との事でした。『さすけねぇ』と『めんごい』という言葉を会場のお調子者のモノノフから教わっていました。

明美ちゃん役のあーりんの番です。『入場前の犬の鳴き声、誰か分かった~?』という質問を会場に投げかけると、夏菜子が『私のペットのふくたろうです。』とあーりんを紹介。ふくたろうに『お手!』と言うと、ふくたろうはお手をせずに夏菜子のオッパイにタッチ。エロ犬です。あーりんにもペットがいると言うことでれにちゃんを紹介、名前はマッシュ。かなり元気な犬でした。れにちゃんが大型犬、あーりんは中型犬と言うことでしたが、不思議ですね。しおりんも首を傾げていた感じが。

最後に中西さん役の杏果。杏果は、入場時から首にかけていたカメラで会場のみんなとの記念写真を撮りま~す。との事で、初めは杏果を除いた4人に鈴木さんを加えて、客席をバックに撮影。その時の掛け声が杏果『福島の桃がー』客席『大好きです!』でした。もう一枚は、スタッフの人の撮影で5人と鈴木さんが客席をバックに。鈴木さんは撮影の度に『本当に申し訳ありません』とかなり恐縮した感じで会場に言っていました。後からTwitterで見たのですが鈴木さんはモノノフのようです。

そして、5人が映画にまつわるトーク。印象に残ったシーンの話などをしました。本人達がと言うか会場から声が上がったシーンなのですが、さおりが台本を書けなくてうなされているイメージのシーンと吉岡先生からの最後の手紙のシーンの話をしてくれました。うなされているシーンのさおりの汗はオイルで作った汗だと夏菜子が発表すると、他のメンバーからは『夏菜子ちゃんが自分で出した汗でしょ。演技で』と言うボケが。夏菜子は『そうそう演技ですw』と返していました。
手紙のシーンの雨は、本当に降っていた雨で、他のシーンでもその時の感情の表現を天気で表しています。ということでした。あとはそのシーンの立ち位置があかりんの脱退宣言の時と同じ立ち位置で、そのポジションは何の打ち合わせも無く自然に集合したらその立ち位置になった。がるるがさおりの手を握るのも、あの時と一緒だった。手紙を読み終わった後に初めに口を開いたのが明美ちゃんであかりんの時もあーりんが最初に口をひらいた。と言う偶然の一致の話をしてくれました。

そうこうしているうちに楽しい時間はあっという間ですね。終了の時間です。鈴木さんがその旨を発表すると会場から司会の鈴木さんに『あんたの仕事は時間を延ばすことでしょうーがー』とトンチンカンな掛け声が(福島独特のイントネーションで)ちょうど良いバカさ加減だなぁと思っていると、あーりんから今日イチをもらっていました。『むしろ逆だよ』と5人と鈴木さんからツッコミをもらってました。

最後の挨拶はやっぱりリーダーの夏菜子なんですが、その前にいつも通りニコニコしてはいるもののあまり話さない杏果に鈴木さんが挨拶お願いしますと振ってくれました。(さすがモノノフ)そして相変わらず話し出すと話が長い杏果さん。長めに挨拶をしてくれました。最後に、いつもの『~~~~~~~~ゼーット!』で締めて終了でした。

こうやって、全上映館を訪れて挨拶してくれるのはファンにとっても映画館にとっても嬉しいことなんじゃないでしょうか。そして動員が伸びないと言っている割にはこれといって何もしてこなかった業界に一石を投じていると思います。

さて、ではこの映画についての感想なのですが、普通に名作だと思います。ももクロに興味がない方でも、逆に本広監督や映画自体に興味がない方でも面白いと思います。脇を固めている俳優さんに力があるし、何と言ってもこれに関わった方々の見えない何かが滲み出ている作品だと思います。百聞は一見に如かずなので観てみることをお勧めします。今回観たのが2回目だったのですがそれでも純粋に作品自体が面白かったです。