車検を通過できないタイヤ | 救急医の戯言

救急医の戯言

元呼吸器内科医であった救命医が、患者として2回手術を受けたこと、最近の医療について思うことを思いつくまま書いてみました。

 5年目の車検を受けた。

これまでは、延長保証で消耗品の類も無料交換してくれていたためか定期点検や車検が高いと感じたことはなかったけれど、今回は目の玉が飛び出るほど高価だった。バッテリー交換、油脂類はエンジン、トランスミッション、4WDのメカに関わるオイルすべて交換。その他諸々。まあ、2年後の車検はここまで凄いことにはなるまい?

 

 それより驚いたのは、タイヤの接地面の溝に無数の亀裂が入っていて、一部ワイヤーまで見える、と。それもすべてのタイヤに。これでは車検は通りません、と言われた。タイヤは2年前に交換した国産の有名メーカーものだ。半分はスタッドレスを履いているので、実質は1年の使用。これまでこのようなトラブルに見舞われたことは一切ない。タイヤの空気圧が低いと亀裂が生じることがありますが、、、とディーラーのメカニックは言うが、これまで40年近く車を使ってきて、接地面に亀裂が入って車検が通らない、などという事態に遭遇したことはない。使い方は、至って大人しく、間違ってもスポーツドライビングなどというものはしたことすらない。

 結局、ディーラーではなく、購入したタイヤショップとメーカーが対応してくれることとなり、その間はショップの中古タイヤを代車ならぬ代タイヤを提供してくれることになった。

 僕の感想は、不良品のlotだった。

 まあメーカーがどう言ってくるかはわからないが、普通の使い方をしていて2年目の車検を通過できない劣化を起こすタイヤはタイヤ自体に問題があると言わざるを得ないですね。こんなタイヤを履いて、毎日高速道路を走っていたと思うとゾッとします、という伝言をショップからメーカーに伝えてください、とお願いしている。

 さて、どのような結論になるか?

 もしあなたの使い方に問題があった、と言われたら、それ以上のクレームは付けないつもりではいる。