救急医の戯言

救急医の戯言

元呼吸器内科医であった救命医が、患者として2回手術を受けたこと、最近の医療について思うことを思いつくまま書いてみました。

僕は、家内に代わってS医師に手紙を書いた。

・夕方遅く人気のない外来棟の内視鏡室で、男性スタッフのみで処置を行ったことは妥当だったのか?違法性はないとしても患者感情に少なくとも寄り添っては居ないだろう。

・見学者がいる場合には前もって患者の同意を得なければならない規則があるはずだがこれに違反しているのは極めて不適切な診療行為である。

・珍しい症例のビデオが撮れたと思われるが、これを対外的に一部でも供覧することはお断りします。

・今後、別な医療機関に受診する必要が起こったときの資料としてカルテ開示をいずれ請求します。

 

数日後、彼から返事が来た。

 

・検査、処置そのものは意義のあるものでした

・女性スタッフを配置しなかったことは配慮に欠け遺憾に思う

・見学者が居ることは院内掲示やパンフにうたわれていますが、もう少し配慮が必要だったかもしれません(そのような掲示やパンフはどこにもなかったし、同意書もなかった)

・奥様の1日も早い回復をお祈りしております。(この前、安定剤処方してほしいとお願いしたら、先生、ご自分で処方すればいいじゃないですか?私なんか家族の薬は自分で出していますよ、と言ったこと忘れないぞ。家族が、自分の家族に安定剤(向精神薬)を処方するのは法律的にはどうかわからないが、倫理的にNGだと思うからお願いしたのだ。

 

まあ、このプロセスを経て彼女はちょっと元気になった、かに見えた。