二回試験

二回試験も綴り紐の結びミスをすることなく，終わることができました。

あとは発表を待つのみです。


この一年間は，慣れないことの連続でした。起案もロースクールでやったことがある人は結構書き方がわかっていたみたいですが，予備試験組は，書き方すら分からず，司法試験とも異なる解法で良く分からないまま導入修習が終わりました。

実務修習では，民裁，弁護，刑裁，検察を回り，緊張と吸収の連続でした。検察では取調べを実際に担当し，被疑者を前に修習生が取り調べるということをしました。
読み聞かせのためにメモを取るなとか，記録は膝の上とか，虚偽の部分は突っ込め，毎日呼び出せとか，色々注文があったりして，難しかったです。

刑事系では，弁護人が取調官の批判を行い，本来の犯罪の弁護とは遠いようなことをやっていたり，有名な裁判でくじ引きを引きに行ったり，被告人を保釈したり，色々なことを経験しました。

民事系は離婚関係や調停が多く，企業系がほとんどなかったのが残念です。

一年間は充実していたのか，本当にあっという間でした。

これから69期の方々が修習に入ると思うので，不安でいっぱいだと思います。
けど，本当に楽しいです。教官も良い人ばかりで，質問をしに行っても，こちらがきちんと考えたことを伝えた上で分からないことを聞く限りでは，きちんと丁寧に教えてくださります。
飲み会でもかなりぶっちゃけ話を聞かせてくださいます。


模擬裁判，民事弁護，刑事弁護，捜査，基本的なことから応用的なことまで本当に充実しています。お金がなくなりますけど，飲み会もたくさん行った方が良いですよ。クラス会だけでなく，弁護士や裁判官，検察官との飲み会は積極的に参加して，色々なお話しを聞いたり質問したりするのが良いです。
ロースークールの方だと，出張で講義に来てくださっていた方のところに挨拶や飲み会に行っていたみたいです。そういうつながりから何かが生まれたり，教示していただいたりするので，是非に！


最後に，無遅刻，無欠席は二回試験に落ちないというジンクスがあるらしいので，私は無遅刻，無欠席にしました。貴重な一年間ですから，風邪や寝坊でロスするのはもったいないです。二日酔いでも這ってでも出席しましょう笑。

集合修習

集合修習は起案がたくさんあります。

大変だけど，慣れるとそうでもないです。

４月

もう4月か。

異動の季節で慌ただしい時期です。
昔は自分の異動があるかどうか冷や冷やしていました。このストレスがなくなっただけでも、気分が何倍も楽ですね。

この前、花見をしてきました。と言ってもホントに桜を見るだけで、桜の木の下で宴会はせず。桜を遠くに見ながらご飯は食べたけど。


色んな経験をすれば成長するのが良く分かります。自分も去年末の導入修習直後よりも明らかに実力が付いていると実感できています。

経験は何がスゴいかというと、教科書や参考書に載っていないことを自分で考えないといけないこと。常にこのことの繰返しなので、試験勉強のように、たまに教科書や参考書に載っていないことを考えるものとは通常と例外が反対になってます。これが、ホントに勉強になる。これも経験しないと分からないと思います。