オカンから妹の所に遊びに来ないかと誘ってくれたけど、
お金もなし、休みも合わないから断わりの電話を入れた。
あっけらかんと明るい元気のいいオカンの声。
少し安心した。
なんか断わりの電話を入れるのが嫌だったから。

オカンの話だと、オトンはちゃんと炊事洗濯をしてるらいい。

 さっき電話あったときは、鯖の味噌にを作って食べたって。

へぇ~ちゃんとやってるんだね。そういえば若い時は、大阪に住んでたって言ってたっけ?じゃ、ちゃんと出来るか。
少ししゃべって切った。

オトンは寂しがりやだからな。電話してみよう。
呼び出し音が長い、やっと出た。
鼻声のような暗い声で、一瞬間違えたかなと思うぐらい、声が違うように聞こえた。

あちゃ~機嫌悪かったかな?

 もしもし~オトン?ウチやけど。

 おお、○さん?(あだな)元気しちょった?

 うん、元気やよ~。もしかして風邪引いてんの?

 ちゃうよ、寝かけとったんよ。

ウチからの電話を喜んでるのが、わかる。
実家には、だいぶ帰ってない。きっと帰って来いといわれる。

 寂しいなぁ、たまにはこっちに帰ってきいや。

ほら!!
帰りたいのは帰りたいんやけどね。
また、近いうちに帰るよ。じゃ、お休み~。
といって、切った。

今は、オトン夜勤しているらしい。
深夜の12:00~朝の10:00ぐらいに戻って、それから、洗濯とお風呂。
なかなか、寝れないらしい。
ああ~、なんてタイミングが悪いんやろ・・・。
これから少しでも、寝れたらいいんだけど。

ホントに来年は、帰らないとね。
頑張ってお金ためよう。

90歳を超えたばーちゃんにも会いたいしね。