この映画の入りで
「若いうちにしか相手にされない」
「若さを失ったならばもう老いるだけ」
「老後は長い」
(かなりざっくりとしてしまったが)
というような言葉が流れた。
今 それらを痛感しながら生きているため
かなり堪えた。
まだ20代前半だけれども
その期間が終わることばかり考え
終わってしまった期間のことばかり考えてしまう。
若さというのは何事にも変えられない価値。
この映画は戦後に生まれた母が
地面を這いつくばりながら
仕事に就くも
若い頃に自由に好きなことを嘆くことからスタートする。
そこに現れる写真館。
夜中の商店街にいきなり現れるこの雰囲気は
某奇妙な物語を彷彿とさせるが置いておこう。
写真に写った瞬間に孫世代の年齢に若返る。
自分自身 各方面に挨拶やら何やらで出向くと
若いっていいね~と言われることが多い。
その人自身も私の年齢を通過してきてるはずなのに
羨ましむというのは
今のその年齢よりもやりたいことが何でも出来た歳だったということなのか。
(まあただのお世辞かもしれないが)
そんな自由な時期とある程度の自由な時間があるキラキラな
期間が終わってしまうことを漠然と考えながら生活してる。
今が1番新しく、1秒前なんかもすぐに昔のことになるんだから
やるべきことがあるなら今やればいいんだよね。
物事を始めるのには遅いも早いもないって誰かが言ってたし、、、
この映画で若い頃に戻って(よくありがちかもしれないけど)
やり残したことを目一杯謳歌してる姿に涙を流してしまった。
多部未華子ちゃんの中身がオバちゃんの演技が何とも秀逸で
ひとつひとつの身振り手振りだったり表情に惹きつけられた。
それより何より歌声が素敵だった。
現代の音楽に合わせて昭和歌謡を歌うバンドのボーカルである多部未華子ちゃんは
「見上げてごらん夜の星を」を完璧に歌い上げていた。
銀幕に映る多部未華子ちゃんの姿はキラキラ輝き
歌詞が突き刺さるような歌い方をするから
その歌声を聴いてるだけでも何かが込み上げて来た。
若い今の時間というのは取り戻せないし
やりたいことがあるなら今やるべき。
歳とってから若いっていいな~と思うのではなく
若い頃 私も○○したな~と回想する程度で留めることができたらなと。