4月9日（日）
もてぎチャンピオンカップ第2戦
# 73 T's COXgear 10V ED
天候：雨
予選：3位
決勝：4位
今回のレースウィークは金曜・土曜と天候は雨で、慣れないレインコンディション。慎重に探りながらも、何度もスピンしたりグラベルへ飛び出してしまったり…なかなか思うように走らせる事が出来ず、悩みに悩み、荒れに荒れたレースウィークでした。
そんな中でも走行を重ねる毎に少しずつですが、濡れた路面にグリップを感じながら走行できるようになってきたと思います。
そして迎えた決勝レース当日
ホテルを出るとやはり雨。雨のレースはまだ１度も経験をした事がない為、不安も多かったです。
予定通り8時50分
20分間の公式予選。コースイン
言われた事、練習で感じた事などを再度イメージしながら慎重に走りました。ここでマシンを壊してはいけない…初めてだっただけにそんな事もかなり考えながら。
結果は3位。
予選で感じた事を伝え、決勝に向けてマシンの最終確認。
そして12時35分
今までのレースとは違った緊迫感の中、決勝レーススタート進行。
今できる事、やらなければいけない事をしっかりイメージ。集中を高めフォーメーションラップ3分前、みんなに送り出されます。
フォーメーションラップ
グリッドに停止した状態ではギアを入れにくくリスクが高い為、いつもなら最終コーナーを抜けた辺りからギアを1速に落としてグリッドにつくのですが、何度やってもギアが入らない…
そうこうしてる内に３番グリッドは目の前に。
結局1速には入らず、泣く泣く2速からのスタートを決断します。
レッドシグナル点灯
この時点でもうスタートで抜かれる事は覚悟し、その後の展開に備えました。
レッドシグナルが消え、レーススタート
なんとか73号車は発進できましたが、やはり2速からのスタートだった為１コーナー手前で既に最後尾までポジションを下げる事になってしまいます。
そしてコーナーを立ち上がった先には
前車から上がる大量の水しぶき。
抜かす為に近づきたいのに近づく程何も見えない。危ない。これも初めての経験でした。
それでもコーナーになると速度が落ちるので視界は開けます。
とにかくレース本番で次から次へと初めての出来事の連続。
戸惑いながらもスタートでおとした順位を１つでも取り戻そうと集中して走行を続けました。
なんとか90度コーナー、１コーナーで抜かす事ができ、2周目のS字で再び３位まで挽回。
その後もミスをしないよう慎重に走行し、２位を走るマシンに少しずつ近づいて来たところ90度コーナー、ブレーキング時シフトロックさせてしまいコントロールを失い痛恨のスピン…。
このミスによりまたポジションダウン。
直ぐに立て直し必死に追いかけました。
スピンによって離れてしまった差も少しずつ縮まり
そしてレース中盤、この４番手争いの際に５コーナー進入で接触。
順位は変わらず残り周回も少なくなり、再び５コーナーで１台パスに成功し最後まで一生懸命走りましたが
３位表彰台まであと一歩の所でチェッカー。
結果は４位。
悔しい、残念、申し訳ない…複雑な気持ちでした。
振り返ってみると、金曜・土曜と悩み考える事が多く精神的にも荒れてしまい、うまくコントロールできないままそれがそのままレースに出てしまったようにも感じました。
・スタートミス
・レース中の単独スピン
・他車との接触
３つ共通して今回初めて経験した事。
よくない事ばかり。反省しました。
なぜそうなったのか、よく考えました。
これからそうならない為に。
そういった意味では、今回のレースは初めて経験した雨のレース。今目の前にある結果としては残念でしたが、それ以上にこの3日間を通して学べた事はたくさんあり、今後必ず活きてくる事ばかりだと思っています。
物凄く貴重な経験をする事ができました。
ある方が言う通り
いきなり１秒を縮めるのは現実的には厳しい事かもしれません。みんな練習に練習を重ね、悩みに悩んで少しずつレベルアップしていくんだと思いました。
悔しいですが、今は負けていても経験を積んで必ず勝ちにいきます。必ずいきます
最後に
今回協力して下さった皆様に感謝しています。
ありがとうございました。
完走できて、幸せでした。