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知ってる方も多いと思いますが、荻原規子さんの勾玉三部作をご紹介させていただきます。


『空色勾玉』『白鳥異伝』『薄紅天女』と三部作となっていますが、どれも面白くておすすめです。



昔、友人から勧められて『空色勾玉』を読みました。

もうどハマり!で10回以上は読んでいて、私の血肉になっている作品です。


『空色勾玉』は、日本書紀と古事記をテーマに書かれています。

名前は変えていますが、イザナギとイザナミ、アマテラスやツクヨミ、スサノオあとは大祓詞に出てくる神様がじゃんじゃん出てきます。

敬称略で失礼します。


不変と循環が大きなテーマなのかなと思います。

どちらが善と悪ということではなく、不死と黄泉がえりの氏族のお話です。



元々、気に入ったものは暗記するくらい読むタイプの人間なのですが、これも読む度に印象が変わります。

何回読んでも新しい発見があり、その時自分が必要な言葉がスッと入ってくる感じです。



三部作の中で一番好きなのは、『白鳥異伝』です。


こちらはファンタジーと恋愛色も強いですが、根底にあるものがしっかり描かれていて惹かれます。


ヤマトタケル伝説と弟橘媛や日本武尊がモデルとなっているそうで、長いですが読み応えがあります。(児童文学とは思えないほどに笑)


『薄紅天女』のモチーフの更級日記の竹芝伝説も大好きです。



風神秘抄もRDGも大好きですが永遠に終わらなくなるので、また今度書けたらいいな。



最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)