騙されちゃいました…
完全に…
お金を騙し盗られちゃいました…
アウチ
その出来事はSO! 一週間ぐらい前のこと…
21時ぐらいにミナミの道頓堀の川沿いベンチで休憩してたんです。
そしたら、一人のスーツ姿のオッサンが隣のベンチに。
数分経ってオッサンを見ると、遠くを見ながらお茶を飲んでるワケですよ。
さっきからオッサン呼ばわりしてますが、
パッと見は、ちゃんとしてそ-な50代半ばの人です。
なんでこの人、こんな時間に、こんなベンチに…?
ま-、今考えれば明らかに不自然やったな
で、オッサンが僕に喋りかけてきたんです。
「上新庄(かみしんじょう)ってどっちですか?」って。
僕 「えっ?上新庄ですか? あっちの方角ですけど…」
大阪の人なら解ると思いますが、上新庄ってミナミからずーっと遠くなんです。
だから、あっちの方角的な感じになっちゃうんです。
でオッサンが、
「ココから歩いたら遠いですか?」
僕 「ヘッ? 歩く? … 完全に遠いですけど
」
さらにオッサンは、
「どれくらい時間かかります?」
僕 「マジっすか? そんなん遠すぎて歩いたことないですけど、2時間くらいはかかるんちゃいます?」
はい、そんな冒険家みたいに無謀なことにチャレンジしませんから…
そしたらオッサンは、
「そんなもんで行けるんですね~」
って、マジか!このオッサン…
僕 「いや~、さすがに歩くのは無理ちゃいます?電車で行ったら? 難波から御堂筋線で梅田行って、そこから乗り換えして…」
オッサンの冒険家っぷりにビックリして、電車を薦めたんですが、
「2時間くらいやったら歩いて行きますよ」
マジっすか-っ!?
僕 「なんで電車で行かないんですか? そっちのほうが早いし、楽やのに…」
するとオッサンが、
「いや-、実は私、日本航空 姫路営業所の者なんですけど…」
と話しはじめたんです。
「取引先の方のお葬式がありまして、堺に行ってたんですよ」
と。
「で、堺から電車で帰ろうと思ったら財布が無くてね… どっかで落としたみたいで…」
不幸すぎる…
でも堺からど-やって難波まで?と思ってたら…
「ポケットを探ったら小銭はありましてね、難波までの電車代ぐらいの…」
そら、歩いてとか言うわ…
「上新庄に同僚がいてましてね。姫路までは帰られへんから、今晩だけ世話になろうと…」
うん? じゃ-その同僚に迎えに来てもらったら?
って思うじゃないですか?
じゃ-オッサンが、
「同僚に迎えに来てもらおうと思って電話したら、運悪いことに東京へ出張中やって言うワケですよ」
笑えねぇ-
「で、その同僚が、家に嫁さんがいてるから、今日は泊まっていき。ほんで金貸しとくから、朝イチで姫路に帰り-やって言うてくれたんで…」
同僚、マジいい人やん
って思った僕がアホでした。
僕 「上新庄はさすがに遠いから、電車代あげるんで電車で行きはったら」
って1000円渡したんです。
ま-、返ってこんかってもエエか、ぐらいに思って。
ほんならオッサン断るんです。
そんな見ず知らずの人に的な感じで。
何回か押し問答が続いて、
「じゃ-明日、姫路に戻ったらすぐお返ししますんで。ホンマありがとうございます」
よ-やくオッサンは受け取り、
「あ、私、日本航空 姫路営業所の下元って言います」
はい、泥棒なんでそんとき言うてた名前出しちゃいます
「なんかあったらココに…」
ってメモ用紙に会社、名前、電話番号を書いたんです。
ん? 名刺ないんかな?
って思ったんですけど、いつものスーツちゃうからか-と思って、あっさりスルーする僕…
じゃ-、気ィ付けてって立ち去ろうとしたら…
「申し訳ないついでにお願いしたいんですけど、姫路までの電車代貸してもらえないですか?」
… ま-エエか
って思っちゃって
僕 「じゃ-、もう2000円あったら帰れます?」
と、計3000円をオッサンに。
オッサンは…
次回につづく


