ミライダイバーシティプロジェクト 脊髄損傷、子宮内膜書、頸部リンパ節転移・原発不明癌 -2ページ目

ミライダイバーシティプロジェクト 脊髄損傷、子宮内膜書、頸部リンパ節転移・原発不明癌

脊髄損傷(頸髄損傷)、後遺症。そして、今、頸部リンパ節への転移都と原発不明癌。いくら調べても原発不明。そして手術と治療が始まりました。フルタイムで働きながらの告知と検査、治療。そして中途障害者ならではの視点で綴りたいと思います。

 頸部リンパ節生検のための入院、えーと5日目。

切った首の傷の周りの腫れも引いたのに、何故か右の鎖骨周りだけプクプクしている。

前日から、感染症念のための抗生物質も始めたけれど、
念には念の担当医I先生。
「お水溜まってるみたいな感触がイヤ」とのことで、
急遽、リンパ漏かチェック。

処置室の、あの耳鼻科のイスに座ってやるんですが、
今朝抜いたばかりのドレーンの穴を開けるような格好でハサミで切る。

ハサミは、うーん、鼻毛切り?ぐらいのサイズだけど、
痛くないわけない。
でも、とっても痛い訳じゃない。
ハサミを見ちゃった私が悪い。感覚的に怖くて身構えるから。
もちろん、そんなちっさいハサミだから、すごく切れるわけでもない。多分、ちょっと傷を広げた程度。

だから、I先生に聞かれた時も、痛いんじゃなくて、怖いんです〜〜と答えたけど、
なんだか鼻で笑われて終わった気がする。

そもそも先生や看護師たちの
「はい、痛いですよー、ごめんなさいねぇ」と言うのは、
口癖で、そう言いなさい!という教育なのだ!と私は思ってる!!
だって言われなかったら、痛くされた方は不愉快でしょ?

さて、「何かあったら後々大変だから」と頸部圧迫し、処置終了。

手術は入院前より小さい規模でしか出来てないけど、思ったより大変だわ。
これが、8時間とかかかる手術で、さらに切除する部分も大きかったと考えると、術後4日でピンピンしてるとは考えられないよ、、、。
この先、原発巣が見つかっても見つからなくても、
本当にガンだったら、頸部リンパ節転移だから病期は進んでるんだろうな。

私、ガンのことなんて、なんにも知らないよ。
だって、ガンって悪性新生物っていうんだよね。
だって、私が勉強してきたのって、医療統計のためのDPCの点数の付け方だけだよ。。。

病院にいると、カラダは楽。
ご飯は出てくるし、寝ていていい。
その分自由はないから、でもスマートフォンっていう便利なアイテムで、知りたいことを調べられる。

ガンの種類が分からない。
でも治療の選択肢はないわけじゃない。
ネットで調べてもそのくらいしかわからない。
告知された?
うん、悪性ですって。残念ながら一番悪い結果でした。
あの時の外来、録音もある。

ダブルチェックのI先生、
外来での生検も2回やった。

ガンなのは間違いがない。
でも悪性とは言っても、ガンとはなかなかはっきり言わない。
だから、ひょっとして間違いだったらイイねって期待もする。

真綿はしんどいだろ。

だけど、いい先生なんだよ。好感が持てる。
今まで何度も手術してきたけど、術式の説明がわかりやすい。
一人ダブルチェック、ブーメラン先生、いいじゃないか。
それだけ慎重にやってもキリがないくらい、一人の命は重いんだよ。

本気で怖くなるのは、私の時間ってどのくらいなんだろ?ってこと。
手術で眼瞼下垂?でも全然いい。いつでも笑ってればそんな瞼を誰も気にしない。
伊達メガネでオシャレしたっていい。

生きてないと、そんなこと出来ないけど。

なぁーんも、考えてなかった。
なぁーんにも知らなかった。
自分の時間に限りがあることを。いやいや、限りがあるのは知ってたけど、まだまだ先だよって思ってたし、
ああ、先週まで会社どうしようとか思ってた自分ってなんて浅はかだったのかと。。。

一人でいると、ロクなことないですね。はやく退院したい。