鉄屑詩集 -Junk Poems-

 鉄屑詩集 -Junk Poems-

   俳句とは、人間の真のブルーソングである。(by ジャック・ケルアック)

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甲虫の角力とる夜が更ける

蛙も眠り夜更けの雨

ゴミの影濃く大満月

逝く人がいて酔うてる俺がいてデカイ月だ

凍月潤むのみ

クリスマスだが、実家の畑で野菜の収穫。 ポカポカ陽気にささやかな幸せを感じた。

 

 冬暖かに牛蒡掘る   錆助

家族で実家へ。父母と共に皆でイブのお祝いをする。クリスマスケーキと『鳥藤』の唐揚げ、ハンバーグで、ささやかながらも幸福な夕食。息子と末娘は、そのまま祖父母の家にお泊り。

 

 静かな夜静かに贈り物置く   錆助

 

メリークリスマス。

十二月廿一日。柔道の稽古納めな冬至の日であった。実家に居た頃は、冬至の日となると祖母が必ず柚子湯を用意してくれていた。今となっては、何と幸福な事だったのだろうかと思う。

 

 思い出に沁み柚子湯   錆助

十七日の土曜に子供達と柔道の稽古して、翌日の十八日の日曜は中学の柔道部の稽古に参加。四十の声を聞いて始めた柔道だが、正直、センスも才能の欠片も皆無。それでも稽古を続けるのはシンプルに好きだから。楽しいから。俳句も柔道も続けてる理由は、只、それだけ。

 

 肩が凝る凝る畳冷ゆ   錆助

来年の出初め式で披露する馬簾廻しの練習が二十時から中広川小学校のグランドにて行われた。私は馬簾廻しの選手では無いので、二時間ひたすらに選手の応援。というか見守るだけ。頭のてっぺんから足の先まで冷えに冷えた。

 

 閉じる瞼の目ん玉冷たい   錆助