努力したら負け。中野信子著 脳科学者
2014.7.30
《読む目的》努力とは何かを知る
《お勧め度》★★★★★+★
《質問》本当ですか?→納得!
《発見》意志力の差=年収の差
自分の脳の回路を変える手取り早い方法 → 歴史上の人物になりきる。本を読み、イメージする。
《ポイント》
プロローグ「努力すれば報われる」は本当か?
◼︎AKB48は一歩先を読む
AKBの場合は、ダンスができない子の方がファンの視線を集める。だから、あまり頑張り過ぎない方がよい。
第1章 努力は人間をダメにする
◉本当の努力とは何か?
・真の努力というのは本来、成果を出すために必要な①目的を設定する、②戦略を立てる、③実行する、という3段階のプロセスを踏むことです。
第2章 そもそも日本人にとって努力とは何か?
◼︎努力すると洗脳されやすくなる
◼︎本当に難しいのは、役に立たない部分をリッチにしようとする努力。
・人間が高度な文化を持つ証拠
(ピラミッド、バレエ、映画、漫画、、)
◼︎楽しんでこそ人生
◼︎ヤーキーズ・ドッドソンの法則
・適切なストレスがかかることが、人の力を最大に引き出す。
第3章 努力が報われないのは社会のせい?
第4章 才能の不都合な真実
◼︎努力家は他人の才能を潰す
・もともとの能力が低く、しかし努力を重ねてのし上がってきた人は、他人の才能を見抜いて潰しにかかってくる傾向が強い
◼︎才能を潰されないために
「アンダードック効果」
・同情の余地のある何かを提示することで、相手は溜飲を下げて応援してくれるようになる(リーダーは完璧じゃだめ)
第5章 あなたの才能の見つけ方
◼︎評価軸は臨機応変に変えるべき
・才能があるかないかというのは、自分が持っている適性を知って、自分の評価軸を確立できているかどうか。
◼︎自分の嫌いなところは、
自分でも気づいている自分の資産
◼︎自分の才能を見つけるため、
信頼できる友人なり家族なりに聞いていく
◼︎壁にぶつかることは誰にでもある
・壁は天があなただけに与えたヒント
第6章 意志力は夢を叶える原動力
◉才能を開花させるために大切な意志力
意志力とは、目的や目標のためにタスクを地道にこなす、あるいはそのために自制したり我慢する力のことです。
狭義の努力ではなく、戦略に基づいた努力をするには必要不可欠な要素です。
・意思決定ができるのは前頭葉の機能
・意志力の強い人と弱い人の差は、「ヒトという生き物はそもそも意志が弱い」ということを知っているか知らないかという差です。
◼︎前頭前野を大人になってから鍛える
・目先の利益を捨てても、将来的な大きなプラスを得られるような選択肢を選ぶことができるトレーニングをする
・ミラーニューロンを使って、先人の脳をコピーするつもりで行動する
◼︎自分の脳の回路を変える手取り早い方法
・歴史上の人物になりきり考える
・本を読み、イメージする
エピローグ 努力をしない努力をしよう!
◼︎他人の才能を使いこなす
◼︎真の努力とは努力をしない努力のこと
・人の能力を見抜くという才能
◼︎ジョハリの窓
・自分では気づいていないが、他人が気づいている。ところを探して褒める。
◉長寿の秘訣は、戦わないこと、無駄な努力をしないこと。
