お久しぶりです、

2011年度ひとつだプロダクションLighting Effect Section Chief齋藤唯です。





春公演終わって最初に


yano-doesnt-forget-lightさんのブログ

ストップウォッチ殺しました。

こいつ、53分になり出すわ、すぐ狂うわ。秒数見たいのに時計表示になるわ・・・・。

恨みしかなかったぜ!


彼の死刑執行人はうちの母親。


昨日

四役のれいな様に「行事用にライトのストップウォッチ借りていい?」ってメールきた。

…ごめん。必要だったなら殺さずに四大に寄付すればよかったね。




ぬーーーーーーーーーーーーーんんん。



シンデレラワルツを演出してみよう。

ある時代の、あるところに一人の少女がいた。

一見普通の少女だが、
幼い頃母親を亡くして以来常に悲しみを抱えるようになった彼女は、矢に選ばれる者となった。


彼女の名前はRosey Snow
そのスタンドは、ボヘミアンラプソディと名付けた。

遠距離型スタンドで、お伽話の世界を現実に起こすことが出来る能力を持つ。

彼女はその能力で、童話シンデレラの世界を現実世界に引き起こした。
貧しい生活から逃れ、上流階級の暮らしを手に入れようという彼女の願いを実現させるためだ。

王子とのダンスを彼女が思い描いている中、井戸の中から老婆が現われた。

老婆の名はMOTHER MAGEE

スタンド名はシンデレラ
女性を美しくし、恋愛を成就させるという能力を持っている。

MOTHER MAGEEは味方であり、Roseyが王子と結ばれるよう協力するために現われた。
Roseyはさっそく彼女の能力に頼ろうとするが、彼女は足を滑らせて井戸の中へ落ちてしまう。

MAGEEを失い、計画が狂ったことに落ち込むRosey。
そんな彼女の様子を密かに見ていた男が近づいてきた。
彼の名はZED
スタンド使いである。
スタンド名はエコーズといい、彼の発する言葉は何でも、人の耳(心)に響くのだ。
ZEDの不審な様子に警戒し、Roseyはすぐにその男から離れていった。


第一部、完



近づいてきた謎の男、ZEDの目的はRoseyの計画を阻止することであった。
それを彼女に悟られないため、味方のふりをして、舞踏会で成功できるようにと、自身で作ったオルゴールに合わせてワルツを教えた。
彼を信用しきったRoseyは喜んで舞踏会へ向かうのであった。


第二部、完

RoseyはZEDを味方だと信用し、計画通りに侵入した城の様子について聞かせる。
が、遂にZEDは本性を表す。彼は、Roseyが自分を味方として信用しきった時に裏切り、スタンドが使えない精神状態に持っていくつもりだったのだ。

エコーズの能力でRoseyに数々の言葉を投げ掛けた。計画を、中止するように…


が、
プリンスが再び現われ、Roseyの計画も再び動きだした。
Rosey優勢、あと少しで野望は果たされる。
その瞬間、
ZEDのオルゴールが鳴り出した。

幼い頃から望んでいた夢が叶う寸前で、Roseyはエコーズの能力によりその夢を自ら手放す行動に出てしまった。



計画が崩れたあと、彼女はZEDと再会する。

「お前、俺が間違っていたとでも言いたいのか?」

肩をすくめるZED



彼は、ZEDは、気付かないだろう。


本当の勝者がRoseyであることを。

ボヘミアンラプソディは、気付かぬ間に、シンデレラを美女と野獣にすり替えていた


そう、
Roseyの本当の目的、本当の幸せは実現したのだ…



ZEDは最後まで、Roseyに「踊らされていた」のだった



オルゴールは、鳴りやまない。
舞台照明講座第2話

前回
プラン決定
ゼラ決定
キュー表

が完成しました

ここからは
ステージ
調光
シーリング
の3つに分かれて活動します。


【ステージ:小平編】

まず、仕込み図を作成します
どんな種類の灯体を、どの位置に、何個吊るかをセットの上面図に書き込むのです

セット、プロップの位置を確認しながら
皆で決めたプランを具現化するんです。

その際、回路の数、ワットの上限、灯体の数が会館のキャパにあってるか考えます。

仕込み図完成したら、
番号付仕込み図作成

番号付仕込み図とは、完成した仕込み図の灯体に1から80までの番号をふったものです


調光が1番のフェーダーをいじったら1番の番号をふった灯体が点くようにするのです

たとえば
オルゴールに光を当てる灯体があるとします(この灯体をオルゴールサスと呼びます)

オルゴールサスは、番号付仕込み図で42番と割り振られていることにしましょう。

てことは調光室で、42番のフェーダーをあげればオルゴールサスが光るのです。

ここまで説明したので、ついでにパッチングについても説明します。

パッチングとは
①オルゴールサスの灯体がどのコンセントに差さっているかメモする
(コンセントにも番号がふられているんです。ここでは、2番のコンセントに差さってることにしましょう)

②業者さんと一緒に調光室に行き、何番のコンセントにささっている灯体を、何番のフェーダーにつなげたいのか伝える
「コンセント番号2番を、フェーダー番号42に繋いでください」みたいに!


という、この①②の作業をパッチングといいます。灯体の数は多いし、コンセントもごちゃごちゃしてるから間違うこともしばしば。
間違うとかなりTT押します\(^O^)/


小平での活動説明に戻ります

ここまで出来たら、
帯表、ゲージ表作成
これはプリセッターのための仕事
詳しいことは調光について説明するときにします。
割愛

ゼラ準備
仕込み図を見ながら、皆で決めたゼラを灯体のサイズに切ります。
ひとつだ貧乏だから小さいゼラを切り貼りします。
灯体の数が多いからこの作業も地味に大変!


セットとコンセン
パネル、プロップなどの大きさ、置く向きを確認します
それによって、当てが大きく左右されますのでね。



ステージの小平での活動はこんな感じ
長くなってしまった
次回は調光について!