ワンピースとは言っても
大人気漫画のではない。笑
人生における、いわゆる成功者の
興味深いお話を
ここに書き留めておきます。
以前、会社の周年パーティに
アトラクションとしてマジックショーを
依頼された社長さんが
知り合いの他社重役の方を連れ
お店に来て下さったのは
昨日の21時前。
どちらの会社も
こちらでは名の知れた会社で
知らない人を探す方が難しいくらい。
社長の会社は
自分が学生位の頃にでき
あれよあれよと店舗数を増やし
今では駅のテナントに入っていたり
CMもテレビで流れるほど
の規模の飲食系の会社。
パーティに出演させて頂き
感じたのは
従業員の方に活気があり
若い方も居るが
会社を担うのは主に中年の女性達や
パートの方々。
そういう人を達を牽引し
多店舗展開を成功させるあたりに
社長の人を惹きつける魅力が
あるのだと思う。
時計が21時を過ぎ、30分に差し掛かる間位に
「今度時間ある時にでも、会社に来て色々話そうよ、商売の話!」と
あらかたマジックを見終えた社長が
楽しそうに話を切り出す。
「指先の器用さでは負けるけど、マーケティングでは負けないよ」
自信満々に続ける。
聞いた話では
大学卒業後、親の事業で失敗し
そこから再起をかけ、
今の会社を築いたそうで
苦労の末に学んで来たことは
自信に繋がっているのだと感じる。
色々な話を聞き
社長の同級生の話になった。
同級生達は皆、一流大学から
一流企業に就職、ある程度
役職に就き、良い給料で美味しい物を食べ
家を買い、家族にも囲まれ
順風満帆、間も無く60になろうかと言う
年齢で、
こちらに帰る用事があると
皆、社長に会いたがる。
そして、皆が口を揃えて「お前が羨ましいよ」
と言う。
「彼らはね、一流企業に入って良い給料で美味しい物も食べて、家も買って。
人生がパズルならほぼ周りのピースが全てそろってる」
「でもね、定年前にして最後のど真ん中。ワンピースを持ってないの」
誰もが羨むような
一流大学から一流企業へ行き
順風満帆に見える人生でも
やりたいことを犠牲に出来上がった人生を
振り返れば、大切な物は遠くに置いてきてしまった。
「俺なんかね、周りは全然揃ってないけど
彼らのほしがる、ど真ん中のワンピースは持ってる、だからみんな羨ましがるんだろうね」
そう言う社長の目は輝いて見えた。
やりたいこと、やるべきこと、やらなければならないこと、やらなくていいこと。
これらで人生を構成するなら
どう、作るか。
どうなりたいか。
やらなくていいこと、
やりたいことだけでも
人によっては満足だろうし、
価値観なんて其々だろうけど
良い人生だった。
そんな風に思える生き方は
自分次第だと、後悔しない生き方をしたいと
思えた話だった。
何が正しいかなんてわからないし
選択を誤ることもあるだろうけど
やりたいことをやれている今は
有難い事だと思う。
それがもっと大きく、しっかりと
育って、夢が、今になったら
また夢ができて、後悔なんて
遠くに置いて来てしまえるように
頑張って行こう。
そして、社長の言葉は
こう締めくくられた。
「君達は僕と同じ。確かにど真ん中にワンピースもってるよ!」