成長していた息子。

 

今日支援級で5年生の息子の担任の先生が転任になりました。

先生の名前が呼ばれて1時間くらい泣いていたそうです。

 

ショックすぎて帰れないからとお迎えに来てあげてくださいと

先生から連絡がありました。

 

 

先生に初めて会ったのは息子が年長の時で

学校の支援級を見学に行ったときに見に行ったクラスの担任の先生でした。

 

息子が1年生の時だけ他校へ転任だったそうですが2年生からの4年間は

担任の先生ではなかったのですが息子を見かけるたびに声をかけてくれていました。

 

担任の先生になるまではたまたま地元の携帯ショップで一緒になったことがあり

ショップであった先生くらいの認識でした。

 

今までも息子に懇意にしてくれた先生はいましたが

転任しても今回のように泣くまでにはならず

あの先生がいなくてちょっとさみしいくらいの感じでした。

 

なので、今回は泣いてショックを受けるくらい息子にとっては

学校での心の支えであったのがとてもよくわかりました。

し、よく気持ちに寄り添ってもらえていたから

感じる気持ちであったのだとも思います。

そういう出会いができたこともそういう存在になってくれたことも

本当に先生には感謝しかありません。

 

 

その先生がいない学校へ行きたくなくなる気持ちもよくわかるので

学校へ行きたくないのはわかったよ。とそれ以上のことは言いませんでした。

 

 

夕食時にまた先生の話になったときに話題になり

息子が学校へ行かなかったのは先生が転任してもう会えなくなるかもしれない。

そういう気持ちがなかったんだろうなと思いました。

 

確かに、自分の気持ちを優先してお休みモードにはいっていたのだけど

先生が転任になって学校へいけば過ごせたことをどう思っているのだろう?

 

そう思って先生ともっと過ごせばよかったって後悔しているか尋ねてみました。

そうしたら、ぽろぽろと涙を流し始めて後悔している。と教えてくれました。

もっと学校へ行って一緒に思い出を作ればよかったと。

 

先生は転任が必ずあるから来年一緒とは限らない。

今いる支援級のお友達は来年はおそらく同じクラスだと思うけど

中学へ行ったら絶対同じとは限らない。

 

同じクラスには嫌いなクラスメイトもいる。

嫌いなクラスメイトを気にして一緒に過ごしたい友達との時間を作らないようにするのか

その子のことをなるべく気にしないで思い出を作りに学校へ行ってみるのどうしたいと思う?

と聞いたら。

思い出を作りに学校へ行ってみようと思う。と答えてくれました。

 

先生との別れは気持ち的には答えたと思うけど

それが息子の中で自分の気持ちの次に何を大切にしたいかを考えるきっかけを

作ってくれたのだと思いました。

 

今までは自分の気持ちを大切にするフェーズだったけど次のフェーズにきてるんじゃない?

と伝えました。

 

今までだったらきっと今の話をしても悲しいだけで考えることもできなかったと思いますが

一緒に過ごしてきた日々を感じていろいろ思うくらいに心の面が豊かになったんだなと

さみしくもあったけどうれしくもあった日でした。