皆さん、益母草(やくもそう) をご存知ですか。

別名:メハジキ と呼ばれる、この植物には、


活血祛瘀(血液の流れを良くし、瘀血を取り除く)のはたらき があります。



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ℂ『野辺のにぎわい』


体質や症状にもよりますが、


女性は、生理不順や生理痛、


また、生理が止まってしまった、などという時に、


この益母草を煎じたものを飲むと良いとされています。


女性の身体、婦人科系統にはたらきかけることから、



“益母”と呼ばれますが、

また一方で、この植物には物語があり、



そのお話の内容も、名前の由来に関わっていると言われています。


今日は、その 物語 をご紹介しようと思います。



むかしむかし、山深い村に貧しい家族が住んでいました。

その家族には年老いた、病気の母親がいました。

でも、その母親を医者に診てもらうお金、治療代が、家にはありません。


悩み抜いた末、息子は、その母親を近くの山に連れて、置いてくることを


決心します。


お天気の良い、ある日、

息子は 「お母さん、散歩に行きましょう。」

と言って、母親をおぶって、山に向かいました。

母親に向ける笑顔とは裏腹に、息子は心の中で泣いていました。


その行く道、母親は

ある草を指差し、「この草は女の人の身体にとても良いのよ」と、

その草が、


女の人が生理来ない、また、なかなか子どもができない、ということに、


とても効果がある、と、話してくれました。


そして、親子でいろいろ話をするうちに、

息子はやはり母親を捨てることは自分にはできないと思い、

家に連れて帰ってきたのです。


息子は村に帰ってから、


山に行く道で母親から教わった草を、人々に紹介し始めました。


すると、村から村へ、また都へと、伝え聞いた人が増え、

息子のところに、その草を求める人が後を絶ちません。


その息子とその家族は、


母親の教えてくれたその草によって豊かになり、


その後、幸せに暮らすことができました。


もちろん、その母親の病気を治すお金もでき、


母親が元気になったことは言うまでもありません。


そして、その草には、教えてくれた母に感謝する意味を込めて、


“益母” の名がついたと言われています。



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