月曜日に東京では雪が降って少し驚きましたが、翌日からは良いお天気が続いています。空気を冷たく感じることがあっても、陽射しの明るさはもう春ですね。
2月20日(日)、早春の薬膳教室を行いました。私たちの身体の中にも春の陽気が芽生え始めるこの頃、その陽気をしっかり養えば、1年を健やかに過ごせます。そのため今回は、漢方などでも珍重される鹿の肉などを食材に用いました。
まず、「健美鹿肉煮」。黄耆、鹿肉、ナツメを一緒にして食すと、気を強くして、乳房に張りが出てきます。今回は、6時間ほど煮込み、鹿の肉を柔らかくしました。
「百合根とセロリの炒めもの」は、五臓を養い、気を強くすると同時に、肝の余分な熱をとり、機能をととのえます。
「五色古代ご飯」は、お米ともち米の他にも、蓮の実、小豆など合わせることで、身体に元気をつけ、精神を安定させます。
また、血圧を安定させ、免疫を高める霊芝、他にも鹿の骨・筋など入れ、身体を壮健にする効果のある薬用酒を、参加者の方々に召し上がって頂きました。この薬用酒は1カ月前から材料を焼酎に漬け込み、準備したものです。
「鹿の油が美肌に良い、と聞いたことがあります!」と参加者の方からもお話があり、鹿の薬効やその他の食材の効能について、皆さんの間でいろいろと話題が広がりました。
今回、ご紹介した食材、レシピをぜひ毎日の食卓の中に生かして頂きたいと願っています。
五色古代ご飯
百合根とセロリの炒めもの

