宮廷二十一式健康呼吸法の教室に長く通ってらっしゃるMさん(80歳、男性)。最近、転んで手をつき、首を傷めてしまわれたそうです。

その首の痛み、手のしびれがずっと続くので、Mさんは「骨折しているのでは?」と不安になり、病院に行かれたそうです。検査してもらったところ、骨折はしていないとのことでした。ただ、首の痛みと手のしびれは相変わらず。その後も心配で、あちこち病院で見て頂いたものの、やはり骨は折れておらず、痛みの原因は分かりませんでした。

そうして、Mさんは、私の養生院にいらっしゃいました。
様子を確認したところ、頸椎が少しずれており、そのずれが神経に触って、手のしびれが起きているように見えます。
私は慎重に頸椎と全身の整体を行いました。
30~40分ほど施術をした後、Mさんに様子を尋ねましたら、首の痛み、手のしびれがなくなったとおっしゃいます。
私も安堵しました。

その後、Mさんは痛みやしびれはなく、落ち着いているようです。

高齢になると、ちょっとしたことで、つまづいたり、転びやすくなります。
これから寒くなると、手足が冷えて、身体も硬くなりがちです。
そんなときは二十一式健康呼吸法で、しっかり身体を動かしましょう。
自然と全身が温まり、柔らかくなるのを感じることができるはずですきらきら



★12月の特別コース<楊家秘伝 伝統家庭療法>講座は、「刮痧(かっしゃ)」です。
12月2日(木)午後3:00~4:15、四ツ谷の教室で講義を行います。〔受講料:当教室の会員 2,500円、会員外の方 3,000円〕。
刮痧(かっしゃ)とは、中国伝統療法の一つで、へらなどを使い、マッサージオイル、薬用オイルを塗った皮膚をこすり、経絡やツボを刺激します。そうすることで、気血の巡りを良くして老廃物を排出し、体調をととのえます。

美容や健康に役立ちますので、ぜひ、ご参加ください。