悪天は周知だが今日は雨飾P2を目指そうと単独で小谷へ向かう。
しかし白馬のコンビニで重大な忘れ物に気付き撃沈、Uターン!無意味な3時間ドライブに終わる。
一旦帰宅してから乗鞍に出動。ツアーコースで顔合わすと気まずい雪豹さんの真横をスルートライ。
変装見破られてお咎め。雪豹さんの山友たちと一緒に豪風の位ヶ原を諦め屋根板でパウダー狩り。
自身以外誰にも被害は無かったが先週憑りついた疫病神は今週もなぜか健在だった。

2017年12月16日(土)
乗鞍岳 位ヶ原下屋根板 (標高2520m)
天気: 曇りのちガスのち雪
メンバー: 単独
コース: 乗鞍休暇村 → スキー場トップ → ツアーコース → エコーライン11号カーブ → 8号カーブ
      → 5号カーブ北東100m 屋根板上部入口 → 16号カーブ → 11号カーブ → ツアーコース
      → スキー場トップ → 乗鞍休暇村
タイム
9:21 休暇村駐車場
11:02-14 ツアーコース6番標識
11:35-48 11号カーブ
12:08-26 位ヶ原下屋根板 (標高2520m) 
12:33-51 16号カーブ
13:20 11号カーブ
14:00 エコーライン1番標識
14:19 休暇村駐車場 

                      山猫姉妹と雪豹さんの子分たち
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                       藪に吸い込まれる山猫ロミー
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                             雪豹さん 
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-備忘録-
思い出したくもない先週。
憑き物(たぶん)が膝痛や山行中のゴンドラ遅延・難滑走雪・インロックと色々とやらかしてくれた(笑)
いくら何でも今週はもういないだろうと油断していると今朝になってまた現れる。
白馬のコンビニで買い物&荷物チェックをすると無かった ・ ・ ・ 何が ・ ・ ・ スキーシールが。
店外の丸太イスにドカッと座り込み自分に呆れる。今日予定の雨飾P2ラッセル&滑走はまたの機会に。
Uターンして帰宅。モッタイナイというか人生にとっても随分無駄な3時間であった。地球環境にも優しくないし。
まだ8時前、一日が終わったくらいの精神的ダメージだったがカミサンが「他に行けるところ無いの?・・・
ノリクラ行ったら・・・」の一言に救われる。
遅発だが行ってみるか。 気まずい問題点はあるが、まあ何とかなるだろうで出発。現地へ。
乗鞍休暇村を9時21分にスタート。罰としてリフトには乗らずシール歩行。
ガンガン飛ばしてツアーコースに入る。あのひといるよなぁ~と先方覗いながら進む。
離れていてもわかる青のジャケットを着た人がだんだんと近づく。そう雪豹さんである。
その彼女、今日は古い山友たちとスキーで入山、なんでも子分数名を率いているとってもエライ身分。
そのうえ子分の中には妹の山猫ロミーさんもいてなかなか華やか。ところでだが・・・
実は雪豹さんに今日は別行動という事で目的地を教えてなかったし、乗鞍へは行かないよ~とも明言していた。
さらに運ぶにはやや面倒なものを彼女に託し、預かり場所へ届けてもらう依頼までしていた。
そんなわけでこの身をさらすのが辛いし恥ずかしい。 しかしいずれ追いつくだろうしバレるのは時間の問題。
開き直る前にツアーコース3番標識前で一か八かの変装を試みる。
今季未見のダウンジャケットを羽織り、予備のアウターパンツを重ね着して後ろからそっと接近。
4番標識前に来てただの後追いスキーヤーのフリをしていると道を開け”どうぞ通ってくださいまし”のご様子。
「ありがとうございます」と小声で返礼し、よそよそしくもスカスカと通るや 「アラッ?チョットォー!」が入る。
腕捕まえられて、バレたかぁー やっぱり! 疫病神はここでもジャマをする。
その後のいきさつは読者様のご想像にお任せ。
ツアーコースを抜けて位ヶ原ではガスと時々強烈な寒風が吹く。エコーライン11号カーブ前の樹林陰で長休憩。
肩の小屋口へは向かわず屋根板へ単独で参るの主旨を雪豹さんに伝えると6人全員が付いてくることに。
これには驚いた。でもここまで寒くてたいへんな苦労続きだったこともあるし、
このままおめおめと引き返していいのやらもあるだろう。僕の屋根板情報に何かおトクなものを感じたみたい。
だけどこんなことを差し引いても決心するなんて雪豹さんの人徳?まあ不思議な引力はあるとみていいだろう。
どうやら屋根板巡りの指南車役が自身に回ってきたみたいで、
そこからはできるだけ弱風地帯を通り抜け屋根板上部進入口に到達。シールを剥がし滑走モードへ。
アチラコチラの滑る斜面には・・・の簡単なレクチャーをして全員の集合写真を撮ってから各々滑走開始。
始めは堅雪面にパウダー10センチ程度が下るにつれ深々と。浮遊感こそ無かったが感触は実に滑らかだった。
貸し切りかと思いきやエコーライン16号カーブに出て小休憩してると塩尻のteleteru3さんが降りてくる。
屋根板西端で繰り返し数本楽しんだらしい。さすがは乗鞍レジェンド、上を行くなぁ!
登り返して11号カーブへ戻る。再びシール剥がしてツアーコースに突入。雪増えて煩い藪は気にならない位に。
あっというまにスキー場トップへ。カモシカゲレンデで解散しひとり休暇村駐車場へ戻ってあとかづけ。
スキー場山麓駐車場へ行き、雪豹さんから品を回収し、とあるカフェ&バーへ赴く。預けた後は帰路についた。