運命の糸で結ばれる そんな事がもし 本当にあるのなら・・・。
この恋に 陽の当たる場所があるとすれば このブログだけ。
それでもいい はじめてしまった恋だから・・・もう引き返せない恋だから・・・
誰にも見守られない 誰からも祝福されない
でも 心は どこまでも真剣で純粋で
そんな自分を かわいそうだとは思いたくなくて・・・
彼との事を 綴っていきたくなりました。
どうか皆さま いろんなご意見がおありかと思いますが
これも 1つの愛の形と捉えて お読みいただければ 幸いです。
******************************************************
彼を初めて知ったのは 昨年の秋 仲間が集まる 飲み会で。
その時は 特に何かを感じたわけでもなかった。
そのうち宴が続く中 初対面だった彼とも お話しすることができ
いろんな事を 熱く語る 面白い人だという印象を持ち始めた。
後日 彼のブログを 読む機会があった。
とはいえ じっくり読むという感じではなく 目に付くものだけ 読んでみた。
家族の事や 自分の事 いろいろ・・・
ちょっぴり 人となりがわかった気がした。
当時 私は 付き合った元彼と別れたばかりで
恋とは少し 距離を置いていたような気がする。
だからこそ 家庭を持った人と 駆け引きの無い 普通の会話が
心地よかったのかもしれないと
今になっては そう思う。
その後 彼と会うことは なかった。
飲み会はあったものの 私は欠席だったり 彼が欠席だったりで、
そうこうしている間に 年も明け・・・
再び 飲み会にて 彼と再会する機会がやってきた。
この時もまだ私は やがてやってくる 苦しい恋の予感に 気付くはずもなく・・・。
やはり 飲み会の席で 彼と話す機会があった。
前回よりも もっとたくさん 話していたかもしれない。
帰りの電車で偶然二人 一緒の電車で 隣同士に座り 彼の横顔を見た時
何だか・・・こう 言葉には言い表せない 胸の苦しさを感じた。
なぜなのか・・・? 今でもその時の衝動を 説明する事はできない。
その日私は かなり酔っていたのもあり
気がつくと 彼の肩に寄りかかっていた。
彼にすれば 一体何なんだ! といった感じだったかもしれない。
でも その時の私は 本能で そう動いていたような気がする。
ふと 肩から顔を離すと こちらを向く彼と 目が合ってしまった。
再び襲われる 胸の苦しさを どうしていいのか わからなくなり
彼の目に吸い込まれるように キスしてしまった 私から・・・
彼の 戸惑った顔が 今でも忘れられない・・・。
おもむろに 彼の口からついた 「家に行っていい?」 の言葉に
ハッと我に返る・・・。
頭の中によぎったのは
「彼には家庭がある」 「彼は家庭を大事にしている」 だった。
彼はきっと 突然の行動に 我を失っての発言なんだ。
このまま彼を 自宅へ連れ帰るわけにはいかない・・・。
私は 彼を車内に残し 電車を降りた。
自宅までの道のりで だんだんと不安が頭を占領する。
「彼に嫌われたかもしれない・・・」
まだ 2回しか会っていない 友達になったばかりの女に
酔った勢いとはいえ キスされたら
軽はずみな私の行動に 家庭を大事にする男性なら
誰だって 不快に思うだろう。
でも 私は 今でも あの行動が 『必然』 だったと思っている。
そうしたかったのだ・・・ まさに本能だったし
あの行動を うれしく思ったのだ・・・漠然と。
でもそれは 私の気持ちであって 彼の本意ではないかもしれない。
どうしよう・・・ 私はこの人に 嫌われたくない・・・
電話番号も メールアドレスも知らない。
彼に 言い訳する事も 謝る事もできない。
絶望的な気分を引きずりながら それでも時間は過ぎていった。
翌日 何気なく開いたPCに 見なれないアドレスが・・・彼だ!
内容は 無事帰宅した という ごくシンプルなメール。
帰宅して すぐ送ってくれたんだという事がわかった。
気付かなかった自分が くやしい・・・。
もちろん 読んですぐメールした。
無難な やっぱりごくシンプルな内容で。
そこに 追伸を添えた
私は 心配だった・・・ そして知りたかった。
彼が あの出来事を どう捕らえているのかを。
「あなたの心を乱してしまったのなら 謝ります
でも私は とてもうれしかった」 と 文末に。
彼からの返信は早かった。
またもや 無難な内容・・・ でも 追伸に
「謝らなくてもいですよ 私もうれしかったですから」 と。
うれしかった の言葉に 胸の痛みを また感じた。
今考えると それを 恋だと感じるまで さほど時間はかからなかったかも・・・。
何回かのやりとりの後 お互いの 携帯のメアドを交換してから
二人の距離は 一気に加速していった・・・。