見終えました。
はー。
なんだか見ていて疲れるドラマでした。
良くも悪くも。

重かったなー。
私は内容が軽いドラマよりも重めのドラマの方が好きになりやすいです。
でも、これはちょっと難しすぎたなぁ。
といいますか、割と救いのない後味の悪い終わり方の回が多く、
見ていて暗い気持ちのままのことが多かったです。
それはそれで良くて、
このドラマのテーマからすれば
明るくある必要なんてないのだけれど
最終話まで見てもなお、
やっぱり救いようがなくて
こういった世界では、
これが現実なのかもしれないけれど、
個人的には一つどこか救われるような落とし所を見せて欲しかったです。
せめてもは、やはり仲間たちの絆、
チームなのかな。
でもそれも、それぞれの生い立ちというか、
経緯があまりにもはしょられすぎてて、
うまく感情移入できなかった。
一人一人のキャラクターに愛着がわきませんでした。

アクションは素晴らしかったと思います。
役者さんたちの演技も良かったです。
すっきりさせない、モヤっと何か考えさせることがこのドラマの目的だとしたら、
私には大成功だったのかもしれないけど。

でも毎話毎話、考えさせられることは多かった。
スパイ、国家権力、汚職問題…
本当なのかな、本当にこんなことあるのかな、
そんなこと思いながら見ていました。
最後は本当に切なくて、
こういったやりきれない恨みや怒りから
歪んだ正義が生まれて、
それがテロや、復讐を起こす原動力になってしまうのだろうか。

誰かの正義は、誰かにとっては悪である。
そんなことを考えさせられたドラマでした。