重い読み物が続いたので、ここは軽く「万能鑑定士」シリーズ。
このシリーズ、私の大好きなカーター・ブラウンに通じるものがある。
軽く読めて、短い時間で読めて、面白くて、後に残らない。
活字中毒者には大切な読み物だ。
今回の凜田莉子は故郷の波照間島の水不足問題で、何か詐欺行為があるのを感じる。
そして、捜索は台湾まで。
そう言えば、波照間島でのチップ工場建設の話で相談を受けたことがあるなあ。
ヤン坊はフォレスターとして、相談されたのが嬉しかった。
ヤン坊はフォレスターだから、木を切ることには反対しない。
でも、フォレスターが一番困るのは切る木が無くなることだ。
波照間島のような小さな島で、チップのような付加価値の低い林業をするのは反対だ。
もし、素晴らしい樹木があれば、それを育てて、植えて、島の経済に貢献するような特産物にしてから切りたいな。
お金になれば、森林は増えます。
これはフォレスターの考え方です。