いよいよ、シリーズが本格化するぞ!という感じがあります。
いつものように設定はとんでもシチュエーションですが、謎かけは見事!
今回は、あるブランドショップの売り上げが急減します。
普段と同じ筈なのに何故?
と言うところに、脅迫者が現れ、主人公が登場します。
犯人は比較的早く判明するのですが、それを証明するのが難しい。
「刑事コロンボ」のような構成になっています。
そして、最終場面は犯人の仕掛けた罠に、単身乗り込む主人公の凜田莉子!
この場面は圧巻です!
「催眠」や初期の「千里眼」に較べると、もの凄く洗練されています。
初期に多かった贅肉が見事にそぎ落とされている。
本のページ数がそれを物語っています。