入院中は毎日、午前と午後の2回、理学療法士からマッサージやトレーニングを受けるのですが
ちょっと疑問に思ったので柔道整復師との違いを聞いてみました。
柔道整復師
・国家資格(2023年では4521人が受験し、2244人が合格)合格率5割
・専門学校3年で受験資格
・独立開業が可能
・街中での開業に対し健康保険適用可能
17世紀に中国から伝わった正骨法を起源とし骨折、脱臼などの対応をしてきた。
原則的には「骨折、脱臼、打撲、捻挫』等の「急性期の新鮮な状態」に対する施術」との定義らしい。
でも、前に私が通ってた所は慢性腰痛で保険適用でマッサージやってたなあ・・。
逆に今の時代で骨折かもって時に柔道整復師の所に行くってレアケースでは?
資格上、レントゲンも撮れないし、一般人で病院よりも柔道整復師を選ぶ人は稀だろう。
有資格者を失職させないために継続してるのかも。
理学療法士
・国家資格(2023年は約130百人が受験し、113百人が合格)合格率87%
・専門学校3年で受験資格
・独立開業は出来ない
日本での歴史は浅く、1960年に厚生白書で医療リハビリの重要性が説かれたのが始まり。
医師とのチーム制で必要なリハビリを患者に行うのが主業務。
前回と今回の入院で、延べ15人程度の理学療法士の施術を受けましたが
まあ、ピンキリですね。
ちゃんと勉強してて質問にきちんと答えられる人は3割ぐらい。
マッサージで張ってて効く部位をピンポイントで押さえれる人も3割ぐらい。
指名できないのが辛いw
無資格マッサージ店
整体とかリラクゼーション、マッサージという名前で街中に溢れているのがこういう店舗。
警察や検察が生真面目に取り締まると、柔道整体師、あん摩マッサージ指圧師の資格が無ければ、すべて違法。
(理学療法士は個人単独では開業できないが医師とセットなら開業も可能だが、それなら病院でやればよいだけ)
昭和35年に最高裁で「違法」との判決も出てるので、本気で取り締まれば、日本中の全マッサージ店が
営業停止となる。ただ実際にそういう話は聞こえてこない。
これも、むやみに失業者を増やさない国の配慮なんでしょうか?
漢字で知る資格の意味
医師、教師、柔道整体師など「師」は単独で仕事ができる。理学療法「士」は出来ない。
警察署、消防署、税務署は逮捕権を持つ。市役所には逮捕権がない。
漢字の成り立ちも真面目に考えると奥が深いですね。