2010年10月 友達の結婚式で富山へ、ついでに金沢も
羽田から朝一番の飛行機で金沢に。
今日のメインである寿司の予約が14時半なので、まずは近江町市場で
ホタテと牡蠣と生うにを食し、お腹を満たして「香林寺」へ。
地元の人に聞いても知らなくて、なかなか辿りつかない。
ようやく辿りついても観光客はいづひっそりとしている。
仕方なく玄関らしきところから中に声をかけると、中から女性が出てきて、
丁寧に願掛けの方法を教えてくれた。
パワースポットと紹介され、地元の人は来ないが、東京などから沢山の人が
お参りに来るようになったそうだ。
願掛けの方法
まず、裏手に佇んでいる十二支像と羅漢像がいる幸福の道と呼ばれる道を
2回廻って、3回目に自分の干支の前で御願いをする。
身内のことでのお願いはその身内の干支の前で、
意中の人がいたら、その人の干支の前でお願いする。
お願いしながら3周目を廻り終わった時に、今度は「白不動様」の前で、
今お願いしてきたことをもう一度全てお願いする。
どの像もキュートで、楽しく廻ってお願いする。天気もよく気持ちがよい場所だ。
次に、近くの妙立寺(忍者寺)へ。
敵がやって来た時の防戦の為のからくりが、至るところに仕掛けてあり、
昔の人の知恵を垣間見ることができて面白い。
それから西茶屋街で甘納豆を買ったりぶらぶらして、今日のメイン小松弥助寿司へ向かう。
店の入っているAPA HOTELに着くと、ロビーには小松弥助寿司の順番を待つ人々が。
昼のコースは¥5,000。
席に着くと、まず、いか・とろ・カニ・バイ貝・甘エビがでてきた。
甘エビだけお醤油で、他はそのまま塩で、と言われる。
ネタもシャリも常温。ほどなく、ネタの甘さが口の中にねっとりと充満してくる。
ふられた塩は、その加減が丁度よい。
次は、トロとウニととろろ芋の鉢。ウニを混ぜて・・・勿体ない、と思ったが絶妙な組み合わせ。
味噌汁が出てくる。寿司の邪魔にならない濃さだ。
最後にうなぎの巻物。これは、ネタもシャリも温かい。ぱりっとした海苔とマッチして、何とも言えず美味しい。
穴子から食べて、コハダでしめた方がいいと教えてもらう。
穴子は口に入れると、温かいシャリでふわっととろけてしまう。これまた、ほんのりとふられた塩が丁度いい。
そしてコハダ。これは少し冷たい。新鮮で弾力のある噛みごたえ。酢の加減も丁度いい。
最後に、ねぎとろ巻きを。友達が、トロの塊と白髪ねぎをまな板の上でトントンと刻み
さっと海苔で巻いてるのを見て、どうしても食べたいと言う。
ぎゅっと巻いてない。さっと包んだという感じ。しゃりは温かく、ねぎとろは冷たい。
最後のお茶。濃い。ほんのちょっとしたゆずやカボスの香り。シャリの温度の違い。塩のふり方。
細やかな職人芸。今まで食べた中で、一番美味しい寿司だった。
満足な気分で、「長町武家屋敷跡」と「東茶屋街」をのんびり歩いて
夕闇の中、金沢から富山へ。
一時間ほどで到着。もう夜だ。ホテルに向かわず「だい」へ向かう。
食べログでランキング一位の店だ。
まずは、お任せで刺身盛り合わせを頼む。寒ブリ、白えびなど富山の旬がでてくる。
ブリの油っぽさが気にならない。しなやかで、しこしことしている。
クーポンを見せると、白エビのかき揚げと、ぶりの肝の皮を出してくれた。
肝の皮の美味しいこと!
寡黙そうな大将が、小さくにやっと笑い、「美味しいでしょ」と一言。
こんな美味しいものただで頂いていいんだろうか。
だいで、苦しくなるほど食べてホテルへ。
さあて、明日は結婚式だ。 服が入るか!?