今日は久しぶりにオールフリーな休日。
しなければならない事はいくつかあるけれど、今日は敢えて何もしない。
この一ヶ月、息もつけないほどの忙しさに追われ、体力的にも精神的にも、少し参っている。
こういう時は一日、何もせずゴロゴロだらけて過ごすに限る。経験上、持病の腰痛にもそれが一番いい。
多忙の中、少し勉強になったというか、気づかされた事がある。
特に重要な職務のある朝、早くから目が覚め気を揉んでいた。
たまたま朝の番組の占いで、ポジティブな思考がツキを呼ぶ、とあった。
「ポジティブ思考」の大切さ。
僕はどちらかというとネガティブ思考な人間だ。
そういう自覚は早くからあるから、それを改めたいと、「ポジティブ思考の大切さ」をいろんな媒体から学んできたつもりだった。でも、心の底から信じきれていなかったのかもしれない。
その日、「ポジティブにいけば必ず物事が好転する」と、意識して事に挑んでいた。
不思議な事に、何日も前からずっと気を揉んでいた事が、嘘のように簡単に解決した。
不思議な感覚だった。目の前を覆っていた霧がスーッと晴れていくような、あるいは。
複雑に絡まった一本の糸が、スルスルっとほどけてピンと真っ直ぐに伸びるような。
何か悲しい事があって心が落ち込んでいる時は、無理に前向きになる必要はないと思う。
そういう時はむしろ、しっかり悲しんで沈んだ方がいい。沈んだ心は必ずまた浮上してくる。
でも、心配な事がある時、何か事が起こる前から悲観的になっているのもおかしい。というか、悪い癖だと思う。悪い事が起こって欲しいのか?
心が正常な状態で、心配な事象が目の前にあるなら、ポジティブに事に当たるべき、とその日の出来事から学んだ。
必ずしもいい結果になるとは限らないけれど、少なくとも、その時にできる自分のベストではあるから。