はじめに
「天職とは何か?」多くの人が一度は考えるテーマでしょう。天職は単に自分の得意なこと、好きなこと、報酬が良いことだけを指すのでしょうか。それとも、もっと深い意味があるのでしょうか。今回は、私自身の経験を通して、天職について考えてみたいと思います。
先日、現在お世話になっている会社の定例会議が行われました。私は設計レビューワとして、その会社が業務委託しているプロジェクトの進捗を評価する役割を担っています。その日の会議では、ミーティングの資料が直前に送られてきたため、一気に集中力を高めて資料をチェックしました。
この瞬間、以前の職場でエンジニアとして働いていた頃のスキルがよみがえりました。以前の経験がまさに生きた瞬間でした。自画自賛かもしれませんが、確認ポイントについて有効な指摘を行い、プロジェクトの改善に貢献できたと感じています。このように、過去の経験が現在の仕事にどれほど役立つか、実感することができました。
昨年からは、生成AIの業務活用を始めました。特にChatGPTのようなAIツールの導入は、以前に担当していた業務での最新開発ツールの導入経験が役立ちました。具体的には、ChatGPTによってエクセルでのデータ分析やパワーポイントでのプレゼンテーション作成を半自動化することで、プロジェクトの効率化を図っています。
例えば、エクセルのデータ集計や分析を自動化するマクロをChatGPTで生成することで、手作業で行っていた作業時間や、マクロをプログラミング&デバッグする時間を大幅に削減することができました。また、パワーポイントでは、テンプレートや自動化スクリプトをChatGPTで生成することで、スライド作成の時間を短縮し、より効果的なプレゼンテーションを迅速に作成できるようになりました。これらのツールを活用することで、プロジェクト全体の効率が飛躍的に向上しました。
まとめ
スティーブ・ジョブズの言葉に「コネクティングドッツ(点と点をつなげる)」があります。私たちは日々の仕事や経験が、どのように将来に繋がるのか、点を打った時点では見当がつかないことが多いです。しかし、後になってその点と点が繋がり、意味を持つことがあります。過去の経験が現在の仕事に活かされ、さらに新しい技術と融合することで、より良い成果を生み出すことができるのです。
読者の皆さんも、現在の仕事や経験が将来どのように役立つかを考えてみてください。どんな経験も無駄になることはなく、全てが未来へのステップとなります。具体的には、自分の得意分野や過去の経験を振り返り、それを現在の仕事にどう活かすか、または新しい技術やツールをどのように導入するかを考えることが重要です。エクセルやパワーポイントの半自動化など、小さな工夫が大きな成果を生むことを実感できるでしょう。これが、天職を見つけるための一つのヒントとなるでしょう。