瓦の製作
今回は市販パーツを使用するつもりで、エコー製よりサイズが大きく、使い勝手の良い南洋物産の製品(A4サイズです。南洋物産のホームページ)を準備しましたが、他の自作の瓦に比べ呆れるくらいシャープで、当レイアウトのイメージに合わないため、結局、自作することにしました。
瓦といえば、河田耕一さんの発表された製作法(機芸出版社「レイアウトテクニック」に収録)が有名ですが、私の作り方は、「レイアウトモデリング」の井上大令さんの手法に類似したもので、河田さんの記事が出るまでは、類例も多かったのではないかと思います。
私が最初にこの制作法を試したのは、桟の部分が角ばったセメント瓦を表現するためだったのですが、非常に気に入ってしまい、今では、瓦の表現はこれ一択です。(下写真は、セメント瓦の線路班詰所)
瓦の作り方①
瓦の平面図を印刷したケント紙に、0.7mm幅に切り出したケント紙を貼り、マットメディウムを塗布し固め
る。(瓦1枚を3mm×3mmで製作しており、2.3mm間隔で細帯を貼っています。作図はフリーソフトの
AR_CADを使用しています。AR_CADのページ)
瓦の作り方②
写真のように、瓦を横一列ごとに切り出す。
瓦の作り方③
瓦の横一列ごとに細帯を咬ませ、段差を付けながら貼っていく。
こうして出来た瓦を教会にかぶせてみました。
なかなか良い感じだと自己満足していますが、垂木や鬼瓦、冠瓦の製作に塗装と、まだまだ先は長いです。