銀行。
かつては隆盛を極めた銀行だけど。
お金を儲ける手段がもう、なくなってる。
カードローンってのを大手動画サイトで宣伝なんかしちゃって。
ありゃ、青木雄二氏の「ナニワ金融道」そのまんまの世界。
地獄に落ちるだけ。
銀行の黒い裏側を読みやすくオモシロく描いている本。
まさか銀行がサラ金(カードローン・キャッシング)をメインに扱うようになるとは・・・
JRの電車内でも大々的にサラ金(キャッシング)広告うってさ。
大手銀行でもそうとう、セッパ詰まってるんだな。
- 地獄ゆきの片道切符が欲しい人はカードローンをば
あれ最近、規制されたでしょ。
キャッシングっての。
名前を変えて続けているようだけど。
高金利のキャッシング、カードローン(昔で言うサラ金)の恐ろしい実情をオモシロく描いた本。
「オモテ金融」にしても「ウラ金融」にしても、
金融業に携わる人間とは、いかにカネを貸し暴利をムサボりつつ回収するかが、
飯の種、ちゅう人種だ。
その血の涙もない本性を暴いている。
昔の本だけど、金貸しの性質なんて、昔も今も、そしてこれからも変わりゃせんし、
その普遍的な姿を身もフタもなく描いている。
一番いいのは、漫画「ナニワ金融道」を読むことだろうねえ。
単行本を1~3巻だけでも。
ただ読み始めたら、最終巻まで止まらなくなるよ。
続きが気になって気になって。なにより読んでいて楽しいし。
ただ、ドシッと重く、シンドイけどもね。
読んでて楽しいけど、疲労する、というか。
コミック「ナニワ金融道」はねえ。
金貸し側の心理、その黒っちぃ恐ろしさ、がよく分かる。
役に立つ、というより、人生のリスク軽減に良いね。
読むのなら、小さい文庫版より、オリジナルのコミックを。
ブックオフなんかで100円っちょいで買うこともできるし。
背景も、そうとう細かく描きこまれてるし。
街の看板の文字、とかさ。
その業種の本質をズバリついた名前になってたり、とか。
あのサービス精神は素晴らしい。
文庫版じゃ、そこら辺が小っちゃくてさ、良さが減ってしまう。
とにもかくにも、既にたくさんの人間を破産・自ら命を絶つほどまでに追い込んどるハズよ。
これからもな。銀行がさ。
だから規制されたんでしょ。
不況が、さらにさらに加速してゆくのだから。
銀行ってんで、借金しにゆくのもそうイメージ悪くなさそうな錯覚もあろうし。
『個人として、バンクに資金を融資しちもらってくんよ?』
みたいな。
・・・ナニ言いやがるテメぇ。
1度カードで借金したら最後、金利は無限に増え、お金に支配され続ける人生が待ってる。
これからも動画サイトで、銀行系カードローンの宣伝を頻繁に目にすることになるんだろうよ。
Nanri の my Pick