モンスター級の人気を博した初期と比べて、視聴者数を激減してしまったけど、個人的には後半の物語の方がキャラクター、特にアビーとルカの内面を丁寧に描いているように感じて見ていて楽しい。



特にシーズン12はアビーとコバッチュがよりを戻し、子供を授かるストーリーの中で、ペシミストで自己愛の低いアビーが、「そううつ病の家系である自分が子供を産んでもいいのか」「こんな自分がちゃんとした母親になれるのか」と悶々と悩み、最終的に産むこと決断する姿の描かれ方が本当に良い。
脚本も良いのだけど、やっぱりモーラ・ティアニーの演技が素晴らしい。


Human Shieldのキスシーンも素敵…
シーズン8で別れてかれこれ4年ぶり。
その間はアビーがカーターと付き合い、それを見てルカは手当たり次第色んな女性と体のお付き合い。
妻子を内戦でなくしたトラウマも重なりだいぶ自暴自棄になり、事故を起こして、自身を見つめ直すため「国境なき医師団」に参加するためアフリカに渡り、etc...
色々あってようやくの2人。
モテる人なので自分から行動を起こすことがなかなかないルカが、さっと歩み寄ってキスをして、台詞はないけど視線で思いを伝えるシーンが本当に素敵。

ケリー役のローライネスが監督のエピソードだけど、毎回、暗闇の使い方が上手いなぁと思う。





その後は子供を迎える準備を楽しそうにするアビーとルカが見れたのも良かった。
見ててハッピーな気持ちになるシーズン。最後以外は。