こんなハッピーに溢れたエピソード、ERでは珍しいんじゃないかと言うくらい、とっておきのシーンが盛り沢山。まずオープニングからしてハッピー全開。ルカがサンタクロースの帽子を被ってご出勤。清掃のおじさんにプレゼントを渡したり、部下に有給を許可したり、ハッピーのお裾分けに忙しい。過去のトラウマとも決別でき、職場では部長に就任、私生活ではアビーと順調。ルカがこんなにも底抜けに幸せそうな描写は初めてた。いつもどこか影があるのが彼の特徴であり、キャラクターの魅力だ。「クリスマスは亡くなった家族の事を思い出して特別辛い」と落ち込んでいた人物と本当に同一人物?(ちなみに去年はサムとアレックスと過ごした様だけど、念願の「家族」でのクリスマスなのに楽しみにしているルカの姿はあったもののそれ以外ほとんど触れられることなく、具体的なシーンもなかった。と思う。このカップルが嫌いすぎてしっかり見てないけど。いかにこの出来事がルカというキャラクターにとってストーリー上重要な出来事ではなく、このSamkaが最初からend gameではなかった事の証だろう。)

もちろん彼のファンとしてはとても嬉しい変化だ。色々あったからね…。

https://youtu.be/V1ByrtWVf_Q

Dr. Abby Lockhart: [looks confused] Are we spending Christmas together?

Dr. Luka Kovac: That's what you said last night.

Dr. Abby Lockhart: No I didn't.

Dr. Luka Kovac: [grinning] Well, you probably don't remember other things you said.

Dr. Abby Lockhart: [laughs and punches Luka's arm] Shut up. I never said anything about us. 

Dr. Luka Kovac: We should.

Dr. Abby Lockhart: We should? [Luka nods.]Okay. I should change.

Dr. Luka Kovac: I’ll help.


Dr. Abby Lockhart: [looks confused] 私たちクリスマス一緒に過ごすの?

Dr. Luka Kovac: 昨日夜言ってたよ。

Dr. Abby Lockhart: 言ってないよ。

Dr. Luka Kovac: [grinning] 色んなこと口走ってたからね…

Dr. Abby Lockhart: [laughs and punches Luka's arm] やめて! 「私たち」のことはなんにも話してないでしょ。

Dr. Luka Kovac: 話そうよ。

Dr. Abby Lockhart: 話す?[Luka nods.]わかった。着替えないと。

Dr. Luka Kovac: 手伝う。





最後のジョークの後のアビーの照れ笑い、ルカのデレデレした表情からの周りを気にして咳払い、もう一度アビーの去った方向へ視線、の一連の流れが最高に可愛い。2人のシーンはいつもどこが暗い事が多いが、今回は照明も雰囲気も明るく、軽快な冗談も言い合って、2人の関係がいかに順調に行っているかが伺える。紙を見ながらボーッとしてるアビーを見つけて後ろから頬にキスをして挨拶をしようとした所から、特段周囲から交際を隠しているわけでもないらしい。サムが少し気の毒な気もするけどLubyファンとしては大歓迎だ。ちなみにクリスマスを一緒に過ごすことは欧米ではとんでもなくビッグイベントだ。本来クリスマスは家族と一緒に過ごすものだからだ。日本人的に大晦日お正月を一緒に過ごす様な感覚だ。だからこそアビーは「クリスマス一緒に過ごすの?」と念押しをしているし、一緒に過ごす事を親友のニーラに嬉しそうにわざわざ報告をしているのだ。ちなみにニーラはガラントと新婚旅行に行くらしいがそのシーンは一切なし。


Abby: Luka.

Luka: Yeah?

Abby: You’re gonna love what I got you.

Luka: You didn’t get me anything.

Abby: Yes I did.

Luka: No, you didn’t.

Abby: I did, too!

Luka: Keep guessing.

Abby: All right. Not jewelry. Smart plugs.

Luka: Right.

Abby: A glass frog.

Luka: How did you know.

Abby: Not even close?

Luka: Listen. page me when you have a clue.

Abby: Okay.


Abby: ルカ

Luka: ん?

Abby: 私のプレゼント、絶対気にいると思うよ

Luka: 何にも用意してないだろ

Abby: しました

Luka: してない

Abby: したの!

Luka: さっきの当ててみて

Abby: んー、アクセサリーじゃないとしたら、スマートコンセント?

Luka: はいはい。

Abby: ガラスのカエル

Luka: なんで分かっちゃった?

Abby: 全然違う?

Luka: 分かったら鳴らしてくれ。

Abby: オッケー。

この愛の薬品保管庫のシーンは、日本語訳がとんでもなくダメダメで正式にクレームを入れたいくらい。「これなんだ?」って何のこと?ルカがテキトーに掴んだ薬品のこと言ってるの?薬品名当てるゲームしてるわけじゃないよね?お願いしますよ…ERは字幕が本当に酷い。

前からだけどルカは私生活と仕事が混合しやすい人だ。「打ち合わせ」と称してアビーを呼び出して「プレゼントなんだと思う?」と嬉しそうにしている。最後まで当てれないと、「分かったらポケベル鳴らして」って、それ仕事用のベルなはず。完全に職権乱用だ。まぁ全然良いのだけど。注目はアビーのわざわざルカ、と呼びかけてからのYou’re gonna love what I got you.クリスマス一緒に過ごす事を知らなかったはずなのにプレゼントなんて準備できたのか?ルカのYou didn’t get me anything.も当然の反応である。それにしてもアビーもキャラ違反になるくらい明るい。なぜなのか。


LukaI'm making Croatian bread and turkey. What are you cooking?

AbbyCooking... Do you have amnesia from the last time we dated?


Luka: 僕はクロアチアのパンと七面鳥の料理を作るよ。君は?

Abby: 料理ね…昔付き合ってた頃の事忘れちゃった?


緊急搬送されてきた患者を迎えに行く間にまたクリスマスの相談。ルカは相当楽しみにしてるらしい。昔の交際についてアビーがさらっと触れていることがなんとなく嬉しい。